新潮文庫
八州探訪―新・古着屋総兵衛〈第11巻〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 393p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101380568
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

田畑が荒廃し無宿者が跋扈するという関八州の上州高崎に総兵衛一行が潜入する。賭場の怒声の中、短筒の銃口が総兵衛に向けられた。

文化二年の元日。年賀の挨拶で賑わう大黒屋の目下の話題は、信一郎とおりんの祝言の話と次の船団長の人選であった。そんな中、年賀客から武州・上州など関八州の田畑の荒廃と無宿者の増加という情報がもたらされ、重ねて「影」からは「八州探査」の指令が下った。天松、忠吉を供に上州高崎に入った総兵衛は、早速賭場に潜入する。盆茣蓙の奥には異彩を放つ異人の用心棒がいた……。

内容説明

文化二年の元日。年賀の挨拶で賑わう大黒屋の目下の話題は、信一郎とおりんの祝言の話と次の船団長の人選であった。そんな中、年賀客より武州・上州など関八州の田畑の荒廃と無宿者の増加という情報がもたらされ、重ねて「影」からは「八州探査」の指令が下った。天松、忠吉を供に上州高崎に入った総兵衛は、早速賭場に潜入する。盆茣蓙の奥には異彩を放つ異人の用心棒がいた…。

著者等紹介

佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942(昭和17)年、北九州市出身。日大芸術学部卒。映画・テレビCMの撮影助手を経て、’75年より、カメラマン、ノンフィクションライターとして活躍。’76年『闘牛』を発表。’81年『闘牛士エル・コルドベス 一九六九年の叛乱』でドキュメント・ファイル大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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とし

124
新・古着屋総兵衛「八州探訪」11巻。新シリーズ10巻で一区切りなのか、いつもの様な裏の鳶沢一族の活躍が少なく残念でしたが、次巻への始まりと思えば期待があり良かったのでは。2016/01/08

いつでも母さん

77
新シリーズになってからもう11巻ですか・・毎回その巻から読む方もいるからなのでしょうが、なんだか説明が多いようで進展が遅く感じるのは私だけでしょうか(汗)今回もなぁ、佐伯作家、もう少しトントンと進めて欲しいです。前回の終わりで気になった総兵衛の弟は今回は登場なし・・って事は、波風は立たないのね?!なんだか挫折しそうですよ私。でもきっと、次も読むのだろうなぁ。2015/12/15

ドナルド@灯れ松明の火

25
なかなか面白かった。新展開の予感がする。磐音シリーズ・藤之助シリーズが終わり、これからは終わった影二郎シリーズの味付けを生かし古着屋シリーズがメインとなりそう。鎌倉河岸でお馴染みの豊島屋も出てきたし、各シリーズを統合していくのではないか。いずれにせよこのシリーズの先がどうなるのか楽しみではある。2016/02/05

ともさん

12
今回は関八州探訪がメインで天松と忠吉が活躍の巻であったが少し物足りない感じだった。大黒屋も膨大な組織となり次への飛躍の時期が来たようである。次巻以降古着大市・交易船団の出発等々期待したい。2016/12/23

あかんべ

10
なんとなく鎌倉河岸シリーズと似た雰囲気に。先代のシリーズではもっと苦労していた気がするが、若いわりに苦労が足りない。八州のことだって必然に欠ける気がする。2016/02/21

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