内容説明
立川談志。そのセンスと頭脳で落語に革命を起こし、優れた弟子を世に送り出した、まさに至宝である。五代目柳家小さんへ入門、寄席・テレビで人気を得、時代の寵児となる。政治の季節を過ごし、芸に開眼。落語協会分裂騒動ののち、自ら落語立川流を創設する―。談志が、全幅の信頼を寄せる作家・吉川潮に、波乱万丈の人生を語り尽くした。弟子代表・志の輔との対談も収録。
目次
第1回 落語少年、柳家小さんに入門する
第2回 “理不尽な世界”の前座修業
第3回 二つ目小ゑん、キャバレーを席捲す
第4回 結婚、そして先を越された真打昇進
第5回 だから政治家になってみた
第6回 選挙くせものこわいもの
第7回 この時、芸に“開眼”した
第8回 落語協会分裂、立川流創設へ
第9回 談志落語を自己分析すれば
第10回 落語家という人生―ゲスト/立川志の輔
著者等紹介
立川談志[タテカワダンシ]
1936(昭和11)年、東京生れ。’52年、16歳で柳家小さんに入門。前座名は「小よし」。18歳で二つ目に昇進し、「小ゑん」に。’63年、27歳で真打となり、五代目立川談志を襲名する。’83年、真打制度などをめぐり落語協会と対立し、脱会。落語立川流を創設して、家元となる。落語界の至宝として名高く、多くの優れた弟子を育てたことでも知られている
吉川潮[ヨシカワウシオ]
1948(昭和23)年、茨城県生れ。ルポライターのかたわら、放送作家として活躍。根っからの「笑い」好きで、’79年に演芸評論家として執筆を始める。’97(平成9)年に『江戸前の男―春風亭柳朝一代記』で新田次郎文学賞、2005年『流行歌―西條八十物語』で尾崎秀樹記念・大衆文学研究賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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