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新潮文庫
幕末インテリジェンス―江戸留守居役日記を読む

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  • サイズ 文庫判/ページ数 281p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101328515
  • NDC分類 210.58
  • Cコード C0121

内容説明

当代一流の漢学者、依田学海は、譜代佐倉藩の留守居役に抜擢された。江戸留守居役とは、幕府や他藩の動向を調査する情報機関なのだが、実態は、飲食で濫費するだけの堕落した集団だった。剛直の人、学海には屈辱と忍従の日々。やがて、薩長の動きが表面化し、あろうことか、幕府は突然、大政奉還してしまった!藩の運命を担って、学海は一路、京都を目指す。

目次

第1章 剛直の人と留守居役
第2章 江戸留守居の日々
第3章 大政奉還と江戸諸藩邸
第4章 王政復古から戊辰戦争へ
第5章 佐倉藩臨時京都藩邸
第6章 維新政府官吏への道
『学海日録』刊行始末―あとがきにかえて

著者等紹介

白石良夫[シライシヨシオ]
1948(昭和23)年、愛媛県生れ。九州大学大学院修士課程修了。北九州大学講師等を経て、文部省(現文部科学省)入省。現在、教科書調査官。文学博士。中村幸彦・中野三敏の学統を受け、近世文学に軸を置きながら、春日和男・今井源衛・重松泰雄等の薫陶もあり、古代語・古代文学から近代文学・思想史まで幅広い関心を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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