新潮文庫
老人介護 じいさん・ばあさんの愛しかた

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  • サイズ 文庫判/ページ数 262p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101286525
  • NDC分類 369.26
  • Cコード C0177

内容説明

へんくつなじいさんと会話を楽しみ、ガンコなばあさんとも笑顔でつきあう―そんな介護ができる秘策は?老いに直面するじいさん・ばあさんたちの実情と、彼らを愛してやまない介護者の日常を綴りながら、現場を知る第一人者が、介護者の気持ちも楽になる全く新しい介護のコツを伝授します。「老い」とは新しい価値観との出会いです。じいさん・ばあさんとつきあえれば、老いても楽しく過ごせます。

目次

第1章 老いとの出会いは偶然だった(ここの老人、かわいそうだと思う?;年をとると個性が煮つまる;“仁ちゃん”のタバコ;風呂に入らない理由)
第2章 介護の発見は必然だった(ウメさんの検査入院;ナイチンゲールはベッドの足を切る;下からは世の中がよく見える)
第3章 専門知識と介護現場をつなぐ(知識が現場に届かない;訓練の持っている致命的欠陥;帰らすくらいならいかさにゃええじゃない;遊び離テーションとは?)
第4章 在宅の老人はもっとたくましい(「一千万円もろうたよりよかった」;ムシロ・キャタピラー;五右衛門風呂のつり革;会話にならない会話;「救急車呼んだほうがたしかだもんね」;フェニックス小野田;ボケた老人のほうが好き;オムツ外し学会;老いと出会ってよかった)

著者等紹介

三好春樹[ミヨシハルキ]
1950(昭和25)年、広島県生れ。高校中退後数々の職業に就き、24歳で特別養護老人ホームに生活指導員として勤務。31歳で理学療法士の資格を取得。35歳で独立し、「生活とリハビリ研究所」を設立。各地の通所施設や在宅訪問に関与しながら、現在年間200回の講演活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Smileえっちゃん

35
三好春樹さんの講演には何度か行かせていただき、その話術のうまさに引き込まれています。理学療法士であり、介護の世界も経験されており、経験に基づき話されているので説得力があります。介護は専門家の書いた本の中にあるのじゃない。私たちの日常的体験そのものの中にある。お年寄りの方を大事にする事は一人一人の生活習慣を大事にすること、その人を知ることが大切。共感できることが多かったです。実際に身内の方を介護をされている方は大変だろうと思います。2015/02/07

kar

19
現場から見た介護業界の様子が生き生きと書かれていて、とても良い。専門書より参考になる。2013/02/17

とみやん📖

16
介護の勉強をしている中、巡り合った本。 平成10年の本なので、介護保険法施行前の話。 介護、高齢者に対するイメージがいい意味で壊してくれる。高卒中退で、異色の職歴を持つ筆者が介護界のトップランナーに如何にしてたどり着いたのか、時系列ながら、ユーモアたっぷりに説き起こしていく。 鋭い視点と思考の持ち主で、医療、看護への専門家への批判が厳しい。高齢化大国日本が筆者の描くような社会になるといいなと思った。2019/01/02

へのいち

10
この人の本は面白い。セラピスト必読の書だと思う。「専門バカにつける薬」という本を読んだ時にも感じたが、目線が常に対象者に向いているのがいい。対象者のためにすることに、職域は関係ないな~と改めて感じた。「帰すならいかさなきゃいいのに」…その通りです。じいさん・ばあさんの素直な名言が光る本でした。PTもOTも読もうね(笑)。2011/08/10

よぶ

9
ただの訓練(リハビリ)よりも遊びと一緒に行う『遊びリテーション』の方がお年寄りもやる気がでるのかな。日常生活の中で普通に生活することが、何よりも大切なんですね! 共感はでき納得も出来るけど、いざ私が介護をする立場となると~不安ですね(;^_^A 2017/05/26

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