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新潮文庫
剣狼―幕末を駆けた七人の兵法者

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  • サイズ 文庫判/ページ数 393p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101150550
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

内容説明

風雲急を告げる幕末にあって、剣で時代と切り結んだ男たちがいた。維新の志士たちも師事した江戸三大道場の神道無念流・斎藤弥九郎、京で輝いた新選組、天然理心流・近藤勇、剣を暗殺に使った幕末四大人斬りの不知火流・河上彦斎、明治まで生き抜き剣技を磨いた榊原鍵吉ら七人。歴史時代小説の達人たちが、その有為転変の人生と幕末維新に生きた人々の息吹を描き切った傑作七篇。

著者等紹介

菊池寛[キクチカン]
1888‐1948。香川県高松市生れ。代表作に「藤十郎の恋」などがある。文藝春秋社の創設者でジャーナリストとしても知られる

本山荻舟[モトヤマテキシュウ]
1881‐1958。岡山県生れ。代表作に『近世剣客伝』などがある。料理随筆の名手としても知られる

津本陽[ツモトヨウ]
1929(昭和4)年、和歌山市生れ。『深重の海』で直木賞受賞。代表作に『柳生兵庫助』などがある

柴田錬三郎[シバタレンザブロウ]
1917‐1978。岡山県生れ。『イエスの裔』で直木賞受賞。代表作に「眠狂四郎」シリーズなどがある

山田風太郎[ヤマダフウタロウ]
1922‐2001。兵庫県生れ。『眼中の悪魔』及び『虚像淫楽』で探偵作家クラブ賞(現日本推理作家協会賞)の短編賞を受賞。代表作に『甲賀忍法帖』などがある

五味康祐[ゴミヤススケ]
1921‐1980。大阪生れ。「喪神」で芥川賞受賞。代表作に『柳生武芸帳』『薄桜記』などがある

子母沢寛[シモザワカン]
1892‐1968。北海道厚田郡厚田村(現石狩市)生れ。代表作に『新撰組始末記』『勝海舟』などがある

杉本苑子[スギモトソノコ]
1925(大正14)年、東京生れ。『孤愁の岸』で直木賞を受賞。代表作に『滝沢馬琴』などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

むん

2
柴田錬三郎は、とっても良い感じで人切り半次郎を爽やかに書いている。この本でのめっけものは、杉本苑子と山田風太郎。どちらも読んだことがなかったけれど、柴田錬三郎に勝るとも劣らず面白い。集中的に読みたくなった。机に積ん読してある本がもう少し減ったら、この二人に焦点を当てて読んでみたい。2014/04/01

Tatsuhito Matsuzaki

1
幕末にあって、時代の流れに抗い、又は受け入れ生き抜いた剣の達人たち七人を昭和の時代小説の達人たちが描いた傑作短編集です。2018/02/02

seichan

1
柴錬の中村半次郎、山風の河上彦斎、杉本苑子の榊原鍵吉が特によかった。柴錬の作品はエッセイ調からお話に移る辺りがいい感じ(しかも純情ロマンあってよろし)。山風はいつもながらに人の世の滑稽と悲惨を活写して言葉もなく。杉本苑子の食物描写や外見描写の的確は見事だった。2012/04/07

タカシール

0
幕末時代の剣豪ものアンソロジーである。全7篇収録されている。どれも良かった。『おれは不知火』を読んでいて「るろうに剣心」を想起したが、やはりモデルとなっていたようだ。幕末から明治にかけて「剣」が一期に変わった時期。さまざまな角度で感じさせてくれる一冊。「幕末の剣」というキーワードにひっかかるならばぜひオススメです。2014/08/22

梅丸

0
小学生の時に読み終えました。

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