内容説明
風雲急を告げる幕末にあって、剣で時代と切り結んだ男たちがいた。維新の志士たちも師事した江戸三大道場の神道無念流・斎藤弥九郎、京で輝いた新選組、天然理心流・近藤勇、剣を暗殺に使った幕末四大人斬りの不知火流・河上彦斎、明治まで生き抜き剣技を磨いた榊原鍵吉ら七人。歴史時代小説の達人たちが、その有為転変の人生と幕末維新に生きた人々の息吹を描き切った傑作七篇。
著者等紹介
菊池寛[キクチカン]
1888‐1948。香川県高松市生れ。代表作に「藤十郎の恋」などがある。文藝春秋社の創設者でジャーナリストとしても知られる
本山荻舟[モトヤマテキシュウ]
1881‐1958。岡山県生れ。代表作に『近世剣客伝』などがある。料理随筆の名手としても知られる
津本陽[ツモトヨウ]
1929(昭和4)年、和歌山市生れ。『深重の海』で直木賞受賞。代表作に『柳生兵庫助』などがある
柴田錬三郎[シバタレンザブロウ]
1917‐1978。岡山県生れ。『イエスの裔』で直木賞受賞。代表作に「眠狂四郎」シリーズなどがある
山田風太郎[ヤマダフウタロウ]
1922‐2001。兵庫県生れ。『眼中の悪魔』及び『虚像淫楽』で探偵作家クラブ賞(現日本推理作家協会賞)の短編賞を受賞。代表作に『甲賀忍法帖』などがある
五味康祐[ゴミヤススケ]
1921‐1980。大阪生れ。「喪神」で芥川賞受賞。代表作に『柳生武芸帳』『薄桜記』などがある
子母沢寛[シモザワカン]
1892‐1968。北海道厚田郡厚田村(現石狩市)生れ。代表作に『新撰組始末記』『勝海舟』などがある
杉本苑子[スギモトソノコ]
1925(大正14)年、東京生れ。『孤愁の岸』で直木賞を受賞。代表作に『滝沢馬琴』などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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