出版社内容情報
話題騒然!“子どもの貧困編”スタート!!
主演・吉岡里帆(義経えみる役)!豪華キャストで連続TVドラマ化!!
いま最注目【生活保護】新人ケースワーカー奮闘記、新章突入。
ある日、えみるの同期・栗橋に民生委員から一本の電話が…
担当地域の団地で、物乞いをしている子どもがいるという。
だが、その住所に住んでるのは、老人ホームに入居した単身高齢者のはず。
では、その子どもは一体なんなのか!?
緊迫の導入から、目が離せない展開を見せる“子どもの貧困編”。
【日本の今のリアル】を綿密な取材と、圧倒的な漫画力で描き出す
渾身の第7集、ここに登場!
【編集担当からのおすすめ情報】
「週刊スピリッツ」連載中から大きな反響を呼ぶ“子どもの貧困編”。直近に起きた「目黒虐待死事件」のように、児童虐待の結果、子どもが死に至るという痛ましい事件はどうして起きてしまうのか。行政にできることは果たしてなんなのか。ひとつの事例ではありますが、本書を読むことで“子どもの貧困”について、より考えを深める契機になるはずです。
柏木 ハルコ[カシワギ ハルコ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しいたけ
95
「子どもを守るには、まず親を守らなければ・・・。そんな時もあるわ」。だけど守ること、助けること、ホントにホントにたいへんだ。疲れて帰った栗林ワーカーの部屋の本棚。私も読んで涙した虐待関係の本が並んでいた。勉強が活きるとは限らない仕事。頑張れ、栗林さん。えみるちゃんとともに。2018/10/05
読特
64
貧しく育ち、甲斐性のない男と結ばる。子どもとともに捨てられて生活保護が三代続く。不幸の連鎖が止まらない。行政ができることは限られている。なんとか助ける道を探る栗橋。「生活保護費の引き下げに財政問題を持ち出すのは根本的に間違い」。巻末に響く半田の言葉。通貨を発行ができる日本に財政問題など存在しない。危機感を持つ観点が違う。日本の出生数は80万を割る。モノとサービスの供給は維持できるのか。貧困家庭も救わないわけにはいかない。緊縮財政がもたらす社会の崩壊。国そのものに突き付けられる「自己責任」。2022/11/28
hiro
60
えみるが担当した『アルコール依存症編』の次はえみるの同期のケースワーカー栗橋が担当する『子どもの貧困編』。今回も子どもによる盗み、物乞いから始まり、そして育児放棄の疑いと冒頭から衝撃的だったが、祖母・母と二代連続生活保護を受給していた、そして子どもが二人いるシングルマザーの佐野美琴のケース。美琴自身の生い立ちを含めて、子どもの貧困というこのテーマは、今まで以上に重く重く感じるし、社会的援助の必要を感じた。栗橋とえみるの奮闘を期待して続けて『完結編』へ進む。 2020/04/18
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
45
今回はこどもの貧困。貧困の連鎖は絶ちきれないのだろうかと思ってしまう。実際こんな家庭は沢山あるのでしょうね。このケースがどうなるのか、早く続きが読みたいです。2019/04/07
よっち
44
子どもの貧困編。祖母の代から生活保護を受けていて孫である母親も施設育ち。子供は2人いるけど夫は借金を作って行方不明とか、こういう状況から抜け出すのなかなか難しいですね…栗原も対応が難しくてちょっと戸惑い気味ですが頑張ってほしい。2019/08/11