つきのばんにん

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つきのばんにん

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  • サイズ A4判/ページ数 32p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784097251200
  • NDC分類 E
  • Cコード C8771

出版社内容情報

月とシロクマが織りなすベッドタイムの物語

「つきのばんにん」とは、お月さまを見守る大切なお仕事のこと。

新しい「つきのばんにん」に選ばれたシロクマのエミールは、森の生き物たちにとってなくてはならない月の光を守るため、毎晩かかさず月のお世話をしていました。

ところがある日、エミールはおかしなことに気がつきます。
なんとお月さまが、どんどん、細く、うすくなっていくのです!

あの手この手でまん丸に戻そうとするエミールですが、月はどんどん細く、まるで糸のようになっていきます。

はたして、お月さまは元どおりのまんまるに戻るのでしょうか。

【編集担当からのおすすめ情報】
月の満ち欠けという興味深いテーマを、静かで美しい物語とともに楽しめる、ベッドタイムにも最適な作品です。なんといっても、シロクマのエミールの表情がとても愛らしい! 読んでいるうちに、つい応援したくなってしまいます。

翻訳を手がけたのは、動物にまつわる数々の作品を生み出してきた絵本作家・あべ弘士さん。あたたかく心地いい言葉が、作品の雰囲気にぴったり寄り添います。

内容説明

つきをみまもるシロクマのエミール。あるばん、エミールは“あれっ?”とおもう。まるいつきのかたちがなんだかちょっとへんだ。

著者等紹介

ゾシエンカ[ゾシエンカ] [Zosienka]
南アフリカのヨハネスブルグ生まれ。ロンドンのセントラル・セント・マーチンズでグラフィックデザインを学び、卒業後はキャスキッドソンやDJ・アレッソ、その他数々の企業とのコラボレーションを手がける

あべ弘士[アベヒロシ]
1948年、北海道旭川市生まれ。1972年から25年間、旭山動物園の飼育係として勤務。退職後、絵本作家に専念する。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chantal(シャンタール)

83
夜の動物会議で月の番人に決まった白熊くんは喜び勇んで93段の階段を登って行く。まいにちちゃんと観察しているのに、どんどん月が痩せ細って行く。「お腹が空いているのかな?」と心配する白熊くんは動物の仲間たちに電話したり、尋ねてみたり。お話はもちろん、絵の可愛いらしい事😍作者は南アフリカの作家さん。南アフリカの子供たちもこんな絵本を読みながら笑っているのかなと思うと、心が温かくなる😊2021/11/04

れっつ

42
タイトル、表紙、見返しや絵のタッチ等、ひと目見て一気に引き込まれ手に取る。繊細で美しく鮮やか、且つ、夜の空気感漂う色彩が素敵!手足が細い動物たちの姿・表情もひょうきんで、あちこち洒落た工夫があるのも楽しい。お話は、夜の動物クラブに招かれたシロクマが、月を見守る"つきのばんにん"に選ばれる。果たして月の番人とはどんな仕事をするのか?そして月の満ち欠けを知らないシロクマは、ちゃんと月の番ができたのか?鳥とシロクマが屋根の上で、月を眺めながら話すシーンが印象的。お気に入りの1冊となった。訳はあべ弘士さん。2021/10/29

たまきら

37
南アフリカの作者さんがホッキョクグマを主人公に据えているのがなんだかほほえましいな…と思ったり。娘と読みながら地動説の話になり、ガリレオのことに話がいったり。…理科好きだもんね。2022/08/06

ケ・セラ・セラ

27
グラフィックデザインを学ばれていたという作者らしく、とても美しい色彩で好みの画。月の番人に選ばれたシロクマのエミール(フォルムがまたキュート)。月の形がなんだか変。少しずつ消えていく。日に日にやせていく月に戸惑うエミール。鳥の言葉が奥深い。「物事は、大きくなったりちいさくなったり、消えたと思ったら現れたり、するものなのよ。」見返しも綺麗で可愛くて、ペーパーとして欲しくなる。2022/01/30

たーちゃん

27
月の満ち欠けを知らなくて、どんどん細くなっていく月を心配する番人のクマさん。月がとても美しく素敵な絵本でした。2021/12/23

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