出版社内容情報
現役中学生能力者、迷える霊を成仏させます
望月冴子と一色恭夜は、特殊能力アリの中学生。冴子は自ら出現させた刀で「霊を斬って成仏させる」し、憑かれ体質の恭夜は霊と話すことで「霊を説得して成仏させる」ことができるのだ。そんなふたりにある日、かかりつけの病院から「院内に棲みついた霊を見てもらいたい」という依頼が舞い込んだ。問題の霊は、病院に搬送されてすぐ亡くなったおばあさんで、名前を町子というらしい。霊なのにやたらと元気で陽気な町子は、さっそく恭夜に憑依して「自分が小さいころ命を助けてくれた医者を捜してほしい」と語った。実は亡くなる直前、町子は運びこまれた病院内で、昔と全く同じ姿をしたそのお医者さんを見かけたらしい。それで、最後にどうしても彼にお礼を言いたくて、それが未練で成仏できないのだという。が、常識的に考えて。九十五歳で大往生したおばあさんの子ども時代の命の恩人が、今も若い姿のままで存在しているわけがない。しかし町子は、そのお医者さんに会うまでは、恭夜の身体から出ていかないと言うし……。特別な家に生まれた中学生コンビの、痛快&ほっこり霊障解決ストーリー第2弾!
三國 青葉[ミクニ アオバ]
著・文・その他
トミイ マサコ[トミイ マサコ]
イラスト
内容説明
望月冴子と一色恭夜は、特殊能力アリの中学生。冴子は自ら出現させた刀で「霊を斬って成仏させる」し、憑かれ体質の恭夜は「霊を説得して成仏させる」ことができるのだ。ある日、ふたりは近所の病院の看護師から「院内に棲みついた霊を見てほしい」との依頼を受ける。それは搬送されてすぐに亡くなったおばあさんの霊で、さっそく恭夜に憑依して曰く「少女時代に命を救ってくれたお医者さんにお礼を言いたい。この病院にいるはずだから捜して」。というのも亡くなる直前、おばあさんは昔とまったく同じ姿をしたそのお医者さんを、院内で見かけたというのだ…。
著者等紹介
三國青葉[ミクニアオバ]
神戸市出身。お茶の水女子大学大学院理学研究科修士課程修了。2012年「朝の容花」で第24回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞。『かおばな憑依帖』と改題しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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