プカプカ―西岡恭蔵伝

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プカプカ―西岡恭蔵伝

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  • サイズ 46判/ページ数 446p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093888356
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「俺のあん娘」はもうひとりいた――

タバコ好きで、いつもプカプカ吸っている奔放な女性に恋する男の心情を歌ったヒット曲『プカプカ』。これまで50人を超えるアーティストにカバーされ、リリースから半世紀を経た今も多くの人に歌い継がれるこの名曲を生み出したのは、関西出身のシンガーソングライター・西岡恭蔵だった。

『サーカスにはピエロが』『君住む町に』『春一番』といった関西フォーク史に刻まれる定番曲、細野晴臣プロデュースによる『街行き村行き』やNHK「みんなのうた」で放送された『バナナ・スピリット』など、ファンに愛され続ける名曲は数えだしたら切りがない。矢沢永吉のスタンダード・ナンバーである『トラベリン・バス』や『A DAY』『あ・い・つ』などの作詞を手掛けたことでも知られている。

誰にも真似できない独自のサウンドを生み出した西岡恭蔵は、しかし、1999年4月に50歳という若さでこの世を去った。あまりに突然の訃報に言葉を失った友人・知人も多く、これまで1冊の評伝も出されていなかった。

本書は、その初めての本格評伝となる。

『プカプカ』誕生にまつわる“謎”の数々。
三重・志摩の海を見て育った少年時代の音楽的原点。
「君住む街」大阪へ出てから経験した初めての恋。
関西フォークの聖地・喫茶店「ディラン」での日々。
東京でのレコード・デビューと作詞家KUROとの結婚。
中米からアフリカまで世界中を旅して作ったラブソング。
創作に懸ける情熱と苦悩、最愛の伴侶KUROとの別れ。
そして、「ゾウさんとKURO」を支え続けた仲間たち――。

“不世出のシンガーソングライター”の知られざる生涯が、いま明かされる。

【編集担当からのおすすめ情報】
本書が400ページを優に超える長編になったことには理由があります。

この本は、西岡恭蔵さんという一人のシンガーソングライターの評伝であると同時に、その妻であり作詞家だったKUROさんとの”夫婦の物語”でもあります。
KUROさんは乳がんを患い、恭蔵さんが亡くなる3年前に46歳の若さで亡くなってしまいますが、いつもふたりで旅をして、一緒に歌をつくり、子どもを育てながら、互いを支え合った夫婦の軌跡は、どれほど言葉を尽くしても語りきれない感動に満ちています。
本文中には、恭蔵さんとKUROさんがつくった歌詞を多数掲載しています。ページをめくるごとに、ふたりが紡いだ歌が流れてくると思います。

内容説明

リリースから半世紀を経た今も歌い継がれる『プカプカ』―。この名曲を生んだ西岡恭蔵は一九九九年四月三日、五十歳の若さで世を去った。その生涯を丹念にたどった初めての本格評伝。

目次

プロローグ―ふるさとの海で
『プカプカ』の謎
海の匂いに恋した少年
ギターを抱いた十六歳
君住む街に
ディランという名の喫茶店
俺のあん娘は
レコード・デビューそして結婚
ろっかばいまいべいびい
旅して歌をつくるふたり
病魔
KUROとの別れ
FareWell Song
エピローグ―最後のラブソング

著者等紹介

中部博[ナカベヒロシ]
ノンフィクション作家。1953年(昭和28年)東京都生まれ。週刊誌記者、テレビ司会者のジャーナリスト時代をへて、ノンフィクションを書き始める。日本映画大学「人間総合研究」非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

阿部義彦

16
稀代の名曲「プカプカ」の作者で関西フォークの草分けのシンガーソングライター西岡恭蔵さんの評伝が遂に日の目を見ました。プカプカは表向きは安田南さんがモデルであるとされてますが、その実もう一人の初恋の女性(大学進学の為に下宿した大家さんの孫娘の房子さん)の事もさりげなく歌い込まれていた事が、実証されています。しかも写真まで!兎に角丹念に関係者にあたってます。私の大好きな細野晴臣さんも損得抜きで関わっています。奥様のKuroさんとの馴れ初めや、ご本人と奥様の闘病生活にも触れられて後半は涙でした。お二人安らかに。2022/10/22

りょうけん

8
<楽> 本書はもちろん西岡恭蔵さんの伝記なのだけれど趣味読書/音楽の僕流にて書かせて頂きます。すまぬ。 僕の音楽人生の第一のインパクトは よしだたくろう だった。中学1年生だったから今から50年以上前。その吉田拓郎はつい先日、新しいアルバム『ah-面白かった』の発売とともにコンサート活動やTV出演からキッパリと引退するという宣言を行った。なぜかラジオのパーソナリティだけは今年いっぱい続けるらしいが、この話は長くなるのでもし別の機会があればまた書きます。 【227】

まさやん80

5
西岡恭蔵といっても、今や知っている人は少ないのではないか。しかし、関西圏で1970年代を過ごした者としては、彼の名前は見過ごせない。 西岡恭三の自伝。彼の生い立ちから青春時代、幸せな結婚生活、ミュージシャンとしての活躍から、鬱の時代まで、様々なメディアを紐解きながら、彼の生涯を描いており、寡黙で包容力のあった恭蔵さんの姿が浮かび上がる。 読み終わって、彼のCDを聞いたのは言うまでもない。2022/07/10

サトル

5
西岡恭蔵「プカプカ」のレコードがいつの間にか手元にあって、伝説のジャズシンガー安田南をモデルにしたと知ってはいたがアルバムまで聞いてみようという気持ちにはなれず、そのまま時が経って忘れた頃に愛妻の3回忌を前に自死したことが新聞に載っていて驚いた。著者が9年がかりで書きあげた渾身の評伝となっている。プカプカのサブタイトルや前口上が書き換えられて、東大阪で下宿していた2歳年上の房子へ捧げる失恋の鎮魂歌だったことが明かされ、喫茶店ディランから春一番コンサートなどの舞台裏、そして彼の躁うつ病が克明に綴られている。2022/01/13

すうさん

4
彼は私の地元の音楽家。没後十年の志摩で行われた追悼コンサートも行った。本書を読んでいると知人や故郷の様子が沢山出てきて思わず身を乗り出す。彼の実家や彼の父上は存じているが彼だけが残念ながら僕の記憶にない。しかし本書で描かれた西岡恭蔵という人は有名な音楽家ではなく、いつも人にやさしく沢山の友人に囲まれた彼の人柄と一生懸命な生き方。それと最愛のKUROさんとの愛の物語。彼らの作った歌の歌詞が所々載せられているが、どれも温かい人間味に満ち溢れている。めったに伝記など読まない私が感動した本だった。お薦めしたい本。2022/06/02

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