太陽はひとりぼっち

個数:
電子版価格
¥1,287
  • 電書あり

太陽はひとりぼっち

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2024年04月18日 09時22分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 232p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093865562
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

文学界注目の高校生作家、待望の新刊!

デビュー作として異例の10万部を超える大ヒット『さよなら、田中さん』の田中母娘が帰ってきました。単なる「続編」とはせず、ひとつの新しい文芸作品として意欲的に取り組んだ一作。前作で強い印象を残した登場人物達がさらに謎とドラマ、嵐を呼ぶ!!

『太陽はひとりぼっち』花実は中学生となった。ある日、家の前に見知らぬビジネスマンがやって来る。彼は一体何者?さらに別の日にはやせた老婆が家の前に座り込んでいて……。次々登場する謎めいた人物が引き起こす大騒動。一つ一つの事件に込められた人々の思い、苦しみ、葛藤。生きることへの希望を説く「るりか節」が力強く心に響きます。

『神様ヘルプ』デビュー作『さよなら、田中さん』最終章で鮮烈な印象を残した三上信也。中学受験に全落ちし、毒親である母親から山梨県にある全寮制のカトリックスクールに送られた、彼の現在は?

『オー マイ ブラザー』花実に大きな影響を与え、数々の名言を誕生させた木戸先生の物語。オカルトに傾倒し、不思議な話ばかりしている木戸先生の人生における唯一の固執、謎が見事に解明されるラスト。全編を通してテーマとなっている太陽の光が物語に陰影を与える。

以上 全3編。




【編集担当からのおすすめ情報】
お待たせしました!大人気の、あの花ちゃん母娘と仲間達が帰ってきました!
読者待望の『さよなら、田中さん』続編ではありますが、単なる続編ではなく、新たな文芸作品として取り組んだ一冊です。愛すべき登場人物達のその後、そして現在。ここには、人間の「生きる」すべてがつまっています。笑って笑って、ホロッと泣ける。血の通った「るりかワールド」をご堪能ください。

内容説明

寂しい?太陽は、いつもひとりぼっちだ…デビュー作『さよなら、田中さん』の田中花実母娘が帰ってきた!新高校生作家となって初の新作書き下ろし。笑って笑ってホロッと泣ける本格小説・全3編。

著者等紹介

鈴木るりか[スズキルリカ]
2003年、東京都生まれ。小学四年、五年、六年時に三年連続で、小学館主催の『12歳の文学賞』大賞を受賞。2017年10月、14歳の誕生日に『さよなら、田中さん』でデビュー。現在、都立私立女子高校一年生在学中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

541
田中さん(田中花実)のその後を描く、いわば続編。表題作には、彼女の破天荒な祖母のタツヨが初めて登場する。作者が案に窮して新しい人物を出すことで、物語に活路を見いだそうとする常套手段にうったえたのは残念。裕福な佐千子との対比と、彼女の実態といった物語の運びももまた。今回は、付録的な位置付けの「神様ヘルプ」と「オーマイブラザー」の方がむしろ成功しているようだ。視点が周辺に移動したために、伸び伸びと語れたのかもしれない。前者は、三上信也の思春期的葛藤をよく捉えているし、後者の木戸先生編も今様のテーマを巧みに⇒2022/10/11

さてさて

379
この作品では、前作の世界観の上に、作品を『居場所』というキーワードで深掘りしていく先に、オリジナルの世界観をさらに深める読み応えのある物語が描かれていたように思います。ある時はコミカルに、ある時はちょっぴり読者にイヤミスを、そしてある時はじわっとした感動を与えてくれるなど、読者の心の振り幅を意識しているのを感じさせる巧みな構成と、”続編もの”だからこそ感じる鈴木るりかさんの作家としての確かな成長を感じたこの作品。そう、鈴木るりかさんという小説家に、今後ますます目が離せなくなった、そう強く感じた作品でした。2022/06/15

zero1

351
若き才能が踏み込んでいる。まず、その勇気を大いに認めたい。デビュー作「さよなら、田中さん」の続き。中学生になった花の目を通して【家族とは何か?】を描いた表題作。【居場所】のない辛さは共感。謎の老婆は何者?賢人の過去が明らかに。「神様ヘルプ」は三上君の話。カトリック系の学校で寮生活する彼は神父を目指す。父が倒れたという連絡を受け急遽実家に。そこからがこの作家らしい展開(笑)。「オーマイブラザー」はオカルト話が不明の兄と、どう繋がるか。現代なら有り得る話で構成の上手さが光る。次作が楽しみだがまた誕生日に出す?2021/01/07

三代目 びあだいまおう

300
コロナ禍という先の見えない『今』にこそ相応しい、著者からの贈り物。るりかさんは太陽そのものなのだ!そう思わせるほど、私に喜びを与え嬉しくさせてくれた。語彙力と言葉選びのセンス、度々クスッと笑わせてくれるユーモア。登場人物達の成長と、それを齎した著者の成長がとんでもなく嬉しい!この本にはきっと、私たちが大人になるにつれて忘れかけてきた大切な何かがつまっている。自分には居場所がないんだと絶望する人があまりに多い。少し立ち止まって空を見ようよ!一人ぼっちの太陽が、君を、世界をあたためてくれてるじゃないか‼️🙇2020/11/26

tetsubun1000mg

262
14歳で書いた「さよなら田中さん」も面白かったが、この作品は前作の登場人物を生かしながら一回り奥の深い作品になっていた。 冒頭の「太陽はひとりぼっち」は友達の佐知子とのエピソードが今時であったり、主人公花実と対照的な生活ぶりなのに悲しい境遇にある。 更にいないと言われていたおばあちゃんが表れて母との暮らしをかき回していく。 でも優しい花実はおばあちゃんを憎めないところがあり、 結末にはちょっとホロッとさせられる。 これを高1で書いたとは信じられない。 将来最年少芥川賞直木賞があり得るのではないでしょうか。2021/01/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14514076
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。