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スローな未来へ―「小さな町づくり」が暮らしを変える

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  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093798082
  • NDC分類 601
  • Cコード C0095

出版社内容情報

古くからの景観や伝統食を守り、若者を引き込み、エコによる町づくりや地産地消などを実践し、「持続可能なゆったりとした時間と人間サイズの町づくり」に奮闘する全国10地域とイタリア現地取材の渾身レポート!

内容説明

日本10地域とイタリア現地取材渾身レポート。“ないものねだり”から“あるもの探し”へ。自分たちの町は自分たちで創る。自分たちの暮らしは自分たちで守る。―ここには、日本の地方都市の未来に関わるヒントが込められている。

目次

第1章 イタリア発祥「スローシティ」は、小さな町で、豊かに生きる知恵(常識破りの条例やパフォーマンス、妥協なき郷土愛で、今や「スローシティ」の旗頭。―カステルノーヴォ・ネ・モンティ;「イタリアで最も美しい村」離島第一号、人々を魅了する素朴な島の財産はこよなく美しく豊かな「自然」。―ジッリオ島)
第2章 おいしいものこそは土地の最大の魅力(北の大地に広がる「農」と「食」の新しい姿。意欲的な試みに燃える人、人、人が、「おいしい町」を支えている。―北海道美瑛町;都心から通えるオーガニック先進地があった。「食とエネルギーの自給」を目指す町。―埼玉県小川町 ほか)
第3章 美しい町並みは暮らしの中で育まれる(人を惹きつける小さな町の挑戦。町並み保存の秘訣は足し算の開発でなく、引き算の町づくり。―愛媛県内子町;温泉地のあり方をリードしてきた町、行政に任せずに自分たちで考え続け、今、自然を「守る」から、町を「創る」へ。―大分県由布市由布院)
第4章 注目されるエコロジカルな暮らし(風と、森と、エコの新技術。自然エネルギーの町は、よどみなく先進的な未来に向かっている。―岩手県葛巻町;琵琶湖の水系を守り、清らかな水と生きる人々。伝統に裏打ちされた細やかなまごころ。―滋賀県高島市)
第5章 若者たちを育てる町、若者が暮らしたくなる町(プロを育てる大人の愛情、応える子供たちのエネルギー。地域ぐるみの支援が不可能を可能にした。―三重県多気町;若者たちに受け皿を用意し続ける革新の島。集まった人材とユニークなアイディアで活性化への期待も高まる。―島根県海士町(中ノ島))

著者等紹介

島村菜津[シマムラナツ]
ノンフィクション作家。1963年長崎県生まれ、福岡県育ち。東京藝術大学芸術学科卒業。5年にわたって取材したイタリアの食に関する思想をまとめた『スローフードな人生!』(新潮文庫)はスローフード運動の先駆けとなった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yoshie S

5
地産地消。中央集権的な生活基盤を支えている地方を住みやすく意識改革、啓発する一冊。食育、住環境、時間的ゆとり、自然、景観…非日常を求めてではなく、あるものを活かしてないものを生み出して、整えていくエネルギーに満ちている。日本での場合は福祉、医療、教育、利便性がネックかな。挙げられた例は知名度の高いところが多くまた行ってみたい場所も多く取り上げられていた。こういう生き方が出来たらいいと思う。2014/07/21

虎ボルタ

2
あかん、読み出したら止まらなかった。色んな町作りの紹介がダイジェスト版で読めました。馴染みのある地域だったり、お目にかかったことがある方もチラッと出てたりで、時代の息吹を感じた。勇気を貰いました。2016/01/17

みこれっと

2
ひとしきり著者のスローフード関係の本を読みあさってのこの本。日本のいわゆる過疎の町を見つめ直し、取り組んだ日本各地の良例を北海道から九州まで紹介。みんなすごいがんばってる!って感動しました。2015/11/10

ヤムイチ

1
三流の都会から一流の田舎へ2017/04/26

豆狸

1
地方創生なんて言っているけれど、こんなに素敵な事例があるではないですか。2009年刊なので、現在はどうなっているのだろう。その後をまとめたものはないだろうか?◆この時点ではわが郷里には「日本で最も美しい村」がないなぁ2015/08/18

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