内容説明
えびす町ぎんざの中に、ふしぎなパジャマやさんがあります。あんみんガッパの店、とよばれています。そこのパジャマをきてねむると、ぐっすりねむれるそうです。「のろいのパジャマだっていううわさもあるよ」というのですが、いったいどんなお店なんでしょう?野間児童文芸賞・小学館児童出版文化賞受賞の柏葉幸子が贈る、ゆかいな商店街ファンタジー!
著者等紹介
柏葉幸子[カシワバサチコ]
1953年、岩手県生まれ。『霧のむこうのふしぎな町』(講談社)で、第15回講談社児童文学新人賞、第9回日本児童文学者協会新人賞受賞。『ミラクル・ファミリー』(講談社)で、第45回産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞。『牡丹さんの不思議な毎日』(あかね書房)で、第54回産経児童出版文化賞大賞受賞。『つづきの図書館』(講談社)で、第59回小学館児童出版文化賞受賞。『岬のマヨイガ』(講談社)で、第54回野間児童文芸賞受賞
そがまい[ソガマイ]
岐阜県生まれ。三重大学教育学部美術科にて絵を学ぶ。高校教員を経て、絵本や挿絵などの創作活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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anne@灯れ松明の火
23
新着棚で。大好きな柏葉さん。表紙・タイトルから、面白そう~とワクワクする。あんみんガッパって、安眠河童?(笑) 表紙では、魔女が目立っているが、やっぱり主役はタイトルについているカッパの方だった。短い中に、ちゃんとドキドキハラハラがあって、楽しかった。絵が怪しくて、面白い(笑) そがまいさん。初めての画家さんだな~。でも、略歴を見たら、「岐阜県出身。三重大学教育学部美術卒で高校教師だった」とあり、知人が同じ経歴なので、勝手に親近感(笑)2018/04/30
みつばちい
16
突如現れたカッパのパジャマ屋さんに、魔女のあとにつづいてつい入ってしまったモヨちゃん。そのパジャマ屋では怖い夢をみる呪いのパジャマをオーダーメイドで作られて、、 途中少し不気味だけど、後半呪いのパジャマをカッパが売る理由がわかり、優しいモヨちゃんが手助けしてあげて、安眠できるパジャマを売る店にかわるのがほっこりした。最後の鬼は蛇足かも、、笑2018/07/14
ほんわか・かめ
14
【安眠】を歌いながらも何か一癖ありそうなカッパのパジャマ屋さん。カッパの企みは自分の悩みを解消するための歪んだものだった!ゆっくりお風呂に入って、スッキリして眠る。睡眠不足は良からぬ思考回路に陥るのかもね。2年生〜〈2018/小学館〉2023/09/22
あおい
13
商店街の中にあると言われる「あんみんガッパのパジャマやさん」とてもよく眠れると評判らしいけど呪いのパジャマという噂もあり…お店の入り口!入るの勇気がいるなあ。2019/02/01
木漏れ日の下
8
下の子と共読。小学校低学年~でしょうか。あっという間に読めます。でも短い中にワクワクドキドキがちゃんと詰め込まれてて、落ちもしっかりついてました(笑) さすが柏葉幸子先生です。 私は面白可笑しく読みましたが、下の子はちょっと怖いって言ってました。2018/05/31