iPS細胞ができた!―ひろがる人類の夢

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  • サイズ B6判/ページ数 166p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087813951
  • NDC分類 463
  • Cコード C0095

出版社内容情報

iPS細胞作製成功で世界に衝撃を与えた山中教授が、今日に至る心のうちを語る。
自らの細胞を使う治療が可能に! 夢の細胞=iPS細胞を作り出し、今注目を集めている京大の山中伸弥教授と、京大のウィルス研究所所長でもあった畑中正一名誉教授が、その可能性と課題を語り明かす。

内容説明

ヒトの皮膚細胞から、様々な細胞になれるように遺伝子をウイルスで運ばせて作った夢の万能細胞!世界が注目世紀の偉業。

目次

第1話 iPS細胞が動いた
第2話 iPS細胞とは
第3話 険しかった道のり
第4話 4つの遺伝子の謎
第5話 なぜウイルスを使うのか
第6話 克服しなければならない課題
第7話 ひろがる人類の夢
第8話 研究者への道

著者等紹介

山中伸弥[ヤマナカシンヤ]
1962年大阪生まれ。1987年神戸大学医学部卒業。国立大阪病院臨床研修医(整形外科)を経て’93年大阪市立大学大学院医学研究科修了。米グラッドストーン研究所博士研究員。日本学術振興会特別研究員。大阪市立大学助手。奈良先端科学技術大学院大学助教授および教授を経て2004年より京都大学再生医科学研究所教授。2008年同大学のiPS細胞研究センター長に就任

畑中正一[ハタナカマサカズ]
1933年大阪生まれ。京都大学医学部卒業。アメリカ国立衛生研究所主任研究員、パスツール研究所客員教授を経て、1980年京都大学ウイルス研究所教授。1991年京都大学ウイルス研究所所長。1995年シオノギ医科学研究所所長。1997年塩野義製薬(株)代表取締役副社長。2000年~04年同相談役。京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

pocco@灯れ松明の火

12
ノーベル賞:ウィルス研究権威畑中先生とiPS細胞作成の山中教授の対談本。iPS細胞には逆転写酵素をもつレトロウイルスをベクターにする為、ご専門の畑中先生との対談。>>>細胞や遺伝子の専門用語も解説付きで、イメージし易く解り易い入門書。ES細胞とiPS細胞の違い、細胞の初期化とプラナリアの話、再生医療への導入までの問題点など。研究遍歴と父親や家族への思いも最後に。真摯に忍耐強く研究し得た成果は人類の宝。山中先生は侍如く。日本人関西人の誇り。2012/10/23

白義

11
iPS細胞って本当にとんでもない発見だな。倫理的に問題含みな受精卵を壊して取り出さなきゃいけないES細胞と違って、iPS細胞は、人間の自前の皮膚細胞に遺伝子をウイルスを使って組み込んで作るだけ(このだけが大変だ)。それで再生医療の可能性を一気に広げるんだからとてつもない。さて、著者名を見て分かる通り、見事ノーベル賞を受賞した山中先生とウィルス研究の泰斗畑中先生の対談形式で、iPS細胞の解説と誕生、今後の課題を語る入門書。初期、かつ初歩で凄くわかりやすい。関連書なら、最新の以外なら一番最初に読んでよさそう2012/10/11

ねええちゃんvol.2

7
★★★★ 近い将来、ノーベル賞をとるであろう山中先生の本。対談形式で読みやすかった。開発の経緯がよくわかった。米に比べ日本は研究費が少なく規制も多い、それで米で研究する人が増えてしまう。プラナリアやイモリの再生を解明するとノーベル賞?? 2011/11/23

ツキノ

6
2008年発行。対談ということで、理科&科学オンチのわたしでもたいそうわかりやすく読んだ。居間のカウンターに置いていたら、義母が読みたい、と。15年近く一緒に暮らしていて本の話をしたのは初めてかも!?さっそく読んだ様子。テレビの報道で興味をもったらしい。このノーベル賞は医療と結びついているから、自分の身に結び付けやすいのだろう。かく言うわたしも、興味を持った理由を説明してみると、そうなる、というわけ。2012/10/14

B.W.

6
ips細胞に関する書籍、2冊目。同じ日本人として最低限の知識は持ってないと。2010/11/03

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