宵山万華鏡

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宵山万華鏡

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  • サイズ B6判/ページ数 240p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087713039
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

奇怪、痛快、あったかい。傑作幻想小説!
祇園祭宵山の京都。現実と妖しの世界が入り乱れる夜に、幼い姉妹、ヘタレ大学生、怪しい骨董屋、失踪事件に関わる叔父と姪などが次々と迷い込み…。森見流ファンタジーの新境地がここに誕生!

内容説明

祇園祭宵山の京都。熱気あふれる祭りの夜には、現実と妖しの世界が入り乱れ、気をつけないと「大切な人」を失ってしまう―。幼い姉妹、ヘタレ大学生達、怪しげな骨董屋、失踪事件に巻き込まれた過去をもつ叔父と姪。様々な事情と思惑を抱え、人々は宵山へと迷い込んでいくが…!?くるくるとまわり続けるこの夜を抜け出すことは、できるのか。

著者等紹介

森見登美彦[モリミトミヒコ]
1979年奈良県生まれ。京都大学農学部卒、同大学院修士課程修了。2003年『太陽の塔』で第15回日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、デビュー。2007年『夜は短し歩けよ乙女』で第20回山本周五郎賞受賞、同年本屋大賞第2位(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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kishikan

475
21世紀日本文壇の奇才、森見登美彦氏が放つ世にも不思議な物語(といってもいつも不思議な小説ではあるが)。祇園祭の宵山を題材に、バレエ教室に通う幼い姉妹、鞍馬山で失踪した叔父を持つ姪、そしていつものへたれ大学生、金魚にたぬきに招き猫、京都の夜の街に紛れ込んでしまったこれらの人々、いや人々、動物、飾り物。物語は様々なれど、堂々巡りの祇園祭の夜。様々だから、万華鏡のようにぐるぐる回りながら、七色の人生模様を抜け出せない。世ははかなきかな。京都の夜を森見ファンタジーが駆け巡る。2009/08/03

hiro

413
祇園祭りの宵山を描いた6人が主人公の短編集。森見作品を読むときいつも使う辞書は今回必要なく、読みやすい作品だった。森見作品は他の作品とのクロスオーバーも楽しみだ。今回も、「夜は短し」の学園祭のゲリラ演劇「偏屈王」の美術監督、「美女と竹林」の洛西での竹狩り等々がでてきて、他の作品を知っている読者をにっこりさせてくれる。物語は、祇園祭りの宵山が繰り返される不思議なデジャブの世界が描かれているが、でもこの作品を読んで宵山の京都は、狐がでてきても不思議でない神秘的で特別な夜のように感じる面白い作品だった。2011/10/15

ヒロ@いつも心に太陽を!

400
宵山の今日、今は京都を離れた場所で、あの夏の夜たちの空気を思い出しながらこの本を読む。ある年の宵山では、ふと覗き見た町屋のお座敷に舞う黄緑色の蝶に目を奪われた。それは鮮やかな振袖を着た舞妓だったのだけれど、そこだけ宵山の喧騒から切り離された別世界のように幻想的で、私が立つここはどこかとまわりを見回さずにはいられなかった。本当に気を抜くと、迷子になってしまいそうな人混みと、祇園囃子の音と、提灯の光と、すぐそこにひそむ闇。その宵山独特の空気をとてもよく表したこの本は、私のお気に入りの一冊だ。2013/07/16

ntahima

360
些か陳腐ではあるが宵山に合わせて読了。キャンパス狂想曲とも言える『夜は短し歩けよ乙女』とHPLのクトゥルフ神話的京の闇を描いた『きつねのはなし』が出遭った様な話。著者の持ち味を全投入した作品という見方もできるが、光と闇は決して混じり合わないと言うのが個人的感想。不思議な雰囲気を醸し出す作品に仕上がってはいるが、上記二作の存在感には到底及ばない。まあ、これは学生時代を京都で過ごし、宵山に自分なりの幻想を抱いている者の思い入れかも知れないが。宵山で始まり送り火で終わる、四度しか回り来ぬ都の夏は忘れ得ぬ想い出。2012/07/17

とら

334
宵山に赴いた人々の一夜の物語。一度見た場面も続きを読んでみれば様々な角度から描写されているので、段々と濃密になっていく。まるで万華鏡の様に。捨て登場人物などいないのでは無いかと言う程に何から何まで物語に関連してくるのでお見逃しの無い様に。個人的に気になったのが、作中の会話にて―「だいたい君は祇園祭が何なのか分かってる?京都の伝統について何か知ってる?ちなみに僕は何一つ、知らんよ」「俺も知らん」「そうだろ?だから気にする必要はないのだ」―これ多分真実だと思うのだよね(笑)モリミーも、京都民もそうだろうと。2014/03/08

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