君が異端だった頃

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君が異端だった頃

  • 島田 雅彦【著】
  • 価格 ¥2,035(本体¥1,850)
  • 集英社(2019/08発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 298p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087711905
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

恥多き君の人生に、花束を!
「誰にでも少年時代はあるが、誰もがそれに呪われている。」3月生まれの幼年期から、めくるめく修業時代を経て、『優しいサヨクのための嬉遊曲』での鮮烈なデビューへと――。「オレは必ず小説家になり、空回りと空騒ぎに終始した恥ずべき高校時代を全て書き換えてやる」と誓った高校時代。「英語とロシア語両方できれば、世界の美女の半分に自分の思いを伝えられる」とロシア語漬けの大学時代。ソビエト留学中に知り合った男性に、小説を持ち込むことを勧められ、『優しいサヨクのための嬉遊曲』でデビュー後、芥川賞候補になるも、その後5回も落選するとは想像もしなかった。そして、酒の席で知り合った文豪たち――埴谷雄高、大岡昇平、安部公房、後藤明生、古井由吉、中上健次たち――は、君に伝統を保守する正統なんか目指さずに異端のままでいよ、と教えられた。そしてその間に繰り広げられた、妻がある身の最低男による華麗なる遍歴と、不埒な煩悶に翻弄される日々……。デビューから36年を経た著者が赤裸々に物語る、自伝的青春「私」小説!


【著者略歴】
島田雅彦(しまだ・まさひこ) 1963年、東京都生まれ。東京外国語大学ロシア語学科卒業。在学中の83年に『優しいサヨクのための嬉遊曲』でデビュー。84年『夢遊王国のための音楽』で野間文芸新人賞、92年『彼岸先生』で泉鏡花文学賞、2006年『退廃姉妹』で伊藤整文学賞、08年『カオスの娘』で芸術選奨文部科学大臣賞、16年『虚人の星』で毎日出版文化賞を受賞。主な著書に『徒然王子』『悪貨』『英雄はそこにいる』『傾国子女』『ニッチを探して』『暗黒寓話集』『カタストロフ・マニア』『人類最年長』など多数。現在、法政大学国際文化学部教授。

内容説明

3月生まれの幼年期から、めくるめく修業時代を経て、鮮烈なデビューへ―。戦後の文学を彩った、文豪たちとの愛憎劇と、妻がある身の最低男の、華麗なる遍歴と、不埒な煩悶と。最後の文士・島田雅彦による自伝的青春私小説!

著者等紹介

島田雅彦[シマダマサヒコ]
1961年、東京都生まれ。東京外国語大学ロシア語学科卒業。在学中の83年に『優しいサヨクのための嬉遊曲』でデビュー。84年『夢遊王国のための音楽』で野間文芸新人賞、92年『彼岸先生』で泉鏡花文学賞、2006年『退廃姉妹』で伊藤整文学賞、08年『カオスの娘』で芸術選奨文部科学大臣賞、16年『虚人の星』で毎日出版文化賞を受賞。現在、法政大学国際文化学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

181
島田雅彦は、デビュー以来30年以上に渡って読んでいる作家です。本書は、自虐的な性青春私小説でした。島田マゾ彦だったとは。喋らなければ、著者はモテるかも知れません。そろそろ書くネタがなくなったのでしょうか?【読メエロ部】2019/08/30

りんご

48
「人類最年長」って本がすごく面白くて、それから読む機会がなかった島田さん。自伝的私小説のこの本、また面白い!私はこの人の文章が好きなんだろうな。カワサキ・ディープ・サウス、ウケる。思春期の暗黒日記を自らこの本にて開示、作家とはこれほど魂を削って作品を作っているのか。さすが島田マゾ彦。埴谷雄高さんの「死霊」、読みたい本の一番古いやつです。ご縁がまたできてしまいましたねえ、読むしか。あと島田さんやたらにモテる描写があるので御尊顔を拝見したところ、かかかっこいいいですね。さもありなん。2023/06/15

メタボン

44
☆☆☆☆★ 最も私小説からは遠い作家だと思っていた島田雅彦が、自分の恥部も厭わずに赤裸々に描いた自伝。やはり作家になりたてで、芥川賞に六度落選されたころの話が面白かった。中上健次との交遊も意外だった。ニーナと燃え上がるアメリカでの生活は良く書いたと思う。作家としてはすでに折り返しの歳になった島田雅彦、今後どのような小説を書いていくのか、また楽しみとなった。2020/01/29

なっく

38
島田雅彦という小説家の生い立ちを綴った私小説的自慢話だが、芥川賞6回落選とか、村上春樹への嫉妬心とか、マゾ彦ならではの可愛い一面も。私とほぼ同じ世代だから世間の出来事は共通ながら、やっぱり小説家を目指す都会の文系学生は全然違う。こちらは広島の男子校から東京の大学に出てきた田舎もんで、しかも女っ気のない屈折した理系で実験に明け暮れる毎日(泣)。彼の経験する音楽、美術、文学、ロシア語、映画、柔道、登山、座禅、恋愛、飲酒、愚行とか破天荒で楽しそうで羨ましい。彼の作品をリアルタイムに読んでればもっと楽しめたかも。2019/12/22

踊る猫

37
これが飾りなどないナマの「マゾ彦」の姿なのか、と唸らされる。才気に恵まれ知性にも溢れるあの元祖「文壇の貴公子」の中にあるのはこんなにも人間臭い、微笑ましくすらある「まっとうな」欲望や野心だったのか、と。言い換えればここにあるのは何ら時代を超越した狂気を感じさせない、スマートに卒なくロシア語や英語を自家薬籠中の物として取り入れられる「秀才」気質の作家の姿だ(その意味で、島田雅彦に近しい作家としてぼくが連想するのはあの芥川だ)。ただ、島田はとりわけ女性に恵まれることで自らの知性をより柔軟に「しごけた」のだろう2023/11/19

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