集英社新書<br> メディアは誰のものか―「本と新聞の大学」講義録

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メディアは誰のものか―「本と新聞の大学」講義録

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087210699
  • NDC分類 070.4
  • Cコード C0236

出版社内容情報

テレビ、新聞、出版、ソーシャルメディアの最前線で活躍する識者が総結集。
「メディア不信」を乗り越える道を探る!

今あらためて気付かされるのは、エスタブリッシュメントとなった新聞などの活字メディアと、
キー局を中心とするテレビ・メディアの「斜陽化」であり、ネットの仮想空間も含めて、
メディアの恐ろしいほどの多様化が進み、アナーキーなほど無秩序に真偽不明の情報が飛び交っているにもかかわらず、
同時に人々の言動がステレオタイプ化しつつある奇妙な現実である。
このジョージ・オーウェルの「1984」的世界をどう読み解いたらいいのか。(姜尚中「まえがき」より)

【目次】
まえがき 姜尚中
第1回 基調講演・縮むマスメディア 一色清×姜尚中
第2回 「わかりやすさ」への努力と陥穽 池上彰
第3回 メディアと権力 青木理
第4回 ソーシャルメディアが変えた世界とその行方 津田大介
第5回 何がテレビ報道をダメにしたのか? 金平茂紀
第6回 日本における「メディア不信」、その行方 林香里
第7回 フェイクニュースの正体──ネット・メディア・社会 平和博
第8回 総括講演・メディアは誰のものか 姜尚中×一色清
あとがき 一色清

【著者プロフィール】
一色清/朝日新聞社教育コーディネーター。
姜尚中/政治学者・作家。東京大学名誉教授。
池上彰/ジャーナリスト。
青木理/ジャーナリスト、ノンフィクションライター。
津田大介/ジャーナリスト、メディア・アクティビスト。
金平茂紀/TBS「報道特集」キャスター。
林香里/東京大学大学院情報学環教授。
平和博/朝日新聞IT専門記者。

内容説明

既存メディアへの信頼度が低下し、「マスゴミ」と呼ばれるようになって久しい。一方で、ネットやソーシャルメディアには「フェイクニュース」「ポスト・トゥルース」といった言葉が飛び交い、真偽不明の情報が浮遊する。メディア不信ばかりが募っていく現在、朝日新聞社と集英社の共同公開講座「本と新聞の大学」(第六期)では、この問題に真正面から向き合った。放送、新聞、ネット等で活躍する識者たちがメディア不信の病巣の本質を探り、それらを乗り越えていく可能性を探る。

目次

第1回 基調講演 縮むマスメディア(一色清×姜尚中)
第2回 「わかりやすさ」への努力と陥穽(池上彰)
第3回 メディアと権力(青木理)
第4回 ソーシャルメディアが変えた世界とその行方(津田大介)
第5回 何がテレビ報道をダメにしたのか?(金平茂紀)
第6回 日本における「メディア不信」、その行方(林香里)
第7回 フェイクニュースの正体―ネット・メディア・社会(平和博)
第8回 総括講演 メディアは誰のものなのか?(姜尚中×一色清)

著者等紹介

一色清[イッシキキヨシ]
朝日新聞社教育コーディネーター

姜尚中[カンサンジュン]
政治学者・作家。東京大学名誉教授

池上彰[イケガミアキラ]
ジャーナリスト

青木理[アオキオサム]
ジャーナリスト・ノンフィクションライター

津田大介[ツダダイスケ]
ジャーナリスト/メディア・アクティビスト

金平茂紀[カネヒラシゲノリ]
TBS「報道特集」キャスター

林香里[ハヤシカオリ]
東京大学大学院情報学環教授

平和博[タイラカズヒロ]
朝日新聞IT専門記者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

55
一人一人のものだと思う。ただし、そこが希望でもあり、危険でもある。ジャーナリズムとは何か・・・ここに尽きるのだろう。自分で考えることを嫌う風潮が嫌な思いにつながる。新聞を代表とする文字文化を大切にしたい。そこには、エネルギーが必要だと思うのが理由。しかし、画像をメインとした表面的な短い時間のものを、繰り返し流されることで、人は考えなくなるのではと思う。SNSの危険性、それは、同じような系統の情報になってしまいがちということ。ランダムに・・・という視点がないと危険だ。2021/09/04

冬佳彰

19
難しい問題だ。俺も、二十年以上前に、車の全面広告に数ページ使っていた新聞にプチってきて、以来、取っていないからなあ。本当は、きちんとしたメディアは、身銭を切って支え、育てていかないといけないんだよな。しかし政権とお食事会をしているようなメディアに金を払う気はない(って言うと、大手は皆NGなのが情けないところだ)。本書には、「ホントーにダメな御用メディアの体たらく」と、「それでも頑張っている記者」って感じで併記されている。バランスは悪くない。気骨のある面々で何か新しい仕組みを作れないものか?広告は少なめに。2020/01/18

Melody_Nelson

11
様々なメディアの問題点や課題などについて複数のジャーナリストが語っていて、わかりやすく、面白かった。新聞やテレビなどの旧メディアもまだ影響力はあるらしいが、政権からの圧力や自主規制など問題が多い。また、上層部と現場の記者の意識の乖離もありそう。一方のソーシャルメディアも、フェイクニュースやフィルターバブルなど問題がある。とりあえず、日本も記者クラブ制度を廃止して、もっと自由に報道する環境にすべきでは。メディアは権力を監視するのが役目の1つなのだから。2019/04/21

mintia

9
刑事司法の問題点として「人質司法」について言及していた。また、権力側の番犬としてのジャーナリズムが必要性を痛感した。ネットは出版や放送と異なり、情報の即時性はあるが信頼性は劣る。そのため、偏った情報の収集をするのではなく、広く冷静にフェイクニュースに騙されないように注意したい。2020/01/19

MK

9
朝日新聞社と集英社の共同公開講座「本と新聞の大学」(第6期)2017年11月から2018年3月にかけて開講されたものをまとめてある。 複数のジャーナリストや研究者がいろいろな観点から語っている。新聞・テレビ・ネットなどのメディアの現状と問題点について、再認識できた。 (ちなみに、最終講演が2018年3月なので、それ以降におきた様々な出来事に対するメディアの対応は書かれていない。)やはりメディアの分断は大きな問題だ。2019/05/04

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