出版社内容情報
挫折と逆境こそが「幸福」の要件である。
「幸せの理想型」に囚われ、不幸の種まきをしているような日本人・・・。その秘密を解き明かし、心豊かに生きるための「知」の育て方を伝授。
●「知足者富」──「足るを知る」豊かさ
●生きがいを手に入れる簡単な方法
●「身一つの自分」で人と向き合う
●自分の評価を他者にゆだねてはいけない
●豊かな老いの過ごし方
●「確証バイアス」の罠に陥らない
●幸福の源泉は「しなやか」な精神
内容説明
経済は破綻し格差は拡大する一方、将来への希望を持つことが難しい日本にあって、「幸せ」は遠のくばかりと感じている人は多い。しかし、実は日本人は自ら不幸の種まきをし、幸福に背を向ける国民性を有しているのではないか―。精神科医、心理学者でもある作家が「幸せになれない日本人」の秘密を解き明かし、幸福になるための発想の転換法を伝授する。追い求めている間は決して手にいれることのできない「幸福」の真の意味を問う、不幸な時代に必読の書。
目次
第1章 幸福を阻む考え方・生き方(「考えない」習性が生み出す不幸;他者を意識しすぎる不幸)
第2章 「不幸増幅装置」ニッポンをつくったもの(経済最優先で奪われた「安心」と「つながり」;流され続けた日本人)
第3章 幸福は「しなやか」な生に宿る(不幸を幸福に変える心の技術;幸せを追求する人生から、幸福を生み・担う生き方へ)
第4章 幸せに生きるための「老い」と「死」(人生八十五年時代の「豊かな老い」の過ごし方;死を思うことは、よく生きること)
著者等紹介
加賀乙彦[カガオトヒコ]
1929年、東京生まれ。東京大学医学部医学科卒業。東京拘置所医務技官を務めた後、精神医学および犯罪学研究のためフランス留学。帰国後、東京医科歯科大学助教授、上智大学教授を歴任。日本芸術院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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