出版社内容情報
with編集部[withヘンシュウブ]
編集
内容説明
仕事、結婚、出産…人生は選択の連続だ。幸せの定義だって、一つじゃない。さまざまな分野で活躍する先輩方は、27歳だった頃何に悩み、どんな生き方を選択し、今何を思うのか―。“幸せの定義”が変わってきた今、自分なりの幸せをつかみとるためのヒント集。25人の豊かな経験の中には、年齢や職業、性別にかかわらず、心の底から共鳴できる言葉や生き方がつまっています。この本が、人生という旅の途中で、「本当のわたし」や「本当の幸せ」を探すためのガイドのような役割を、きっと果たしてくれるはずです。
目次
俳優 菅野美穂「“焦ってよかった”と思えるまで、走り続けて」
俳優 永作博美「20代は、選択する力を養う修行の時間なんだと思う」
映画作家 河〓直美「自分が自分らしく居られる場所を掘り下げて」
脚本家 野木亜紀子「夢やビジョンがなくたって、人生はまだまだこれから」
俳優 紅ゆずる「立ち向かわずに凌ぐだけでも、大丈夫」
俳優 吉瀬美智子「取り柄がないと思うなら、明確な目標を立てること」
タレント・俳優 優香「“ここしかない”“これしかない”って、思い込みかも」
フジテレビアナウンサー 佐々木恭子「カッコ悪くても、愚直に行けば想いは届く」
俳優 吉田羊「20代の自信に、根拠なんかなくていい」
俳優 大竹しのぶ「自分が大事にしたいものを、信じてさえいれば」〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
花ママ
52
いろんなジャンルで活躍中の25人の女性たちが、27歳当時の自分を振り返るというもの。悩みながらも、しっかりと自分自身を見つめていた。共通するのは、好きだから仕事続けられる。やりたいという情熱が芽生えたとき、その気持ちを口にして、自分自身を叱咤激励すること。夢を叶えるには、自分を磨く努力と時代の流れをよむ力と、運もあるように思えた。27歳・・遠い昔だなぁ。#NetGalley JP2022/04/20
りぃぃ
28
27歳、微妙なお年頃。いちいち口に出さないけど、みんなついつい人と比べて、悩んで迷って、もがきながらも進んでいく。分かるわーと頷きながら27歳をとうに過ぎた今のわたしにも響く、背中を押される言葉がたくさん。まっすぐに生きている人は表情に自然と良さがにじみ出ているな~と。2022/11/05
Shimaneko
20
自分でも27歳当時の遠い記憶を手繰りながら読了。転職先で渡米が決まった頃かな、まだ選考中だった頃かな。鬱からは回復してたものの、30までに何かキャリア的に確かな手がかりが欲しくて焦ってたお年頃だけど、アラ還の今から見りゃ20代も30代もケツの青さじゃ大差ないヒヨッコだったわけで。大丈夫、そのまま突き進めって言ってやりたい。初出は雑誌 with で、迷える20代へのエール的な良企画。各章末の「当時のわたし」も楽しい。ただ、いかにも雑誌ならではというか、ライターの技量差がわりと顕著な点が玉に瑕。2022/07/28
spatz
16
27歳の頃をふりかえる。 女性誌の、ポートレート付きのエッセイだけあって、有名な女優さんが多いけれど、テレビなどでよく見る女性立ちだけでなく、たくさんのジャンルにわたっていろんな女性たちに話を聞き、自由に当時のことを語ってもらう。ふりかえるということは、そこからの時間を生きてきた今につながる。みんないい笑顔をしていて、いろんなことがあっても、今の自分が好き、と言える人たちばかり、眩しい一冊。 #NetGalleyJP 2022/04/11
うみ
15
様々な分野で活躍する著名人が「27歳」の頃を語った一冊。今年27歳になる。誰にも言われた訳じゃないのに30歳の壁、みたいなものを感じて漠然と不安になっていた。Twitterで見かけて、今の自分に何かエールをくれるのではないかと手に取った。一番の感想は「不安なのは私だけじゃないんだな」という安心感。インタビューに答えた皆さんも27歳の頃は不安でもがいて、それでも前に進みたくて必死だった。立ち止まったこともあるし、諦め掛けたこともある。ただ一貫しているのは、自分の信じたいものを信じること。2022/08/16