講談社タイガ<br> 唐国の検屍乙女

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講談社タイガ
唐国の検屍乙女

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065276501
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

検屍から謎を解く! 人生に絶望した少女が破天荒な天才少年とバディを組む、中華×ミステリー×ラブコメ?

1042年の北宋。
17歳の許紅花は、名医である父の許希について戦場で医者として活躍していた。
しかし怪我がもとで右手に震えが残り、戦場にも赴けず、実家の医院を手伝うこともできず、引きこもりとなってしまった。
ある時、紅花の姉が依頼を受けた検死に代わりに行くことになる。
検死のために向かった妓楼で、髑髏を抱えて罵詈雑言を喚き散らす少年、高九曜――人呼んで「髑髏真君」と出会う。
この出会いが、紅花の運命を大きく変えることとなった――。
口が悪く我儘で皆に疎まれているが、頭脳明晰で一回観察しただけで色々なことを見抜いてしまう九曜。
そんな九曜に振り回されながらも、彼の聡明さや心の機微に興味を持っていく紅花。
九曜も自分を拒絶しない紅花に興味を持ち、自分の主治医にしようと猛アタックする。
さらに許希の弟子、劉天佑からも言い寄られる紅花……。

果たして紅花の選ぶ道は?
紅花と九曜が辿り着く真相とは!

内容説明

引きこもりだった17歳の紅花は姉の代理で検屍に赴いた先で、とんでもなく口の悪い美少年、九曜と出会う。頭脳明晰で、死体をひと目で他殺と見破った彼と共に事件を追うが、道中で出会った容姿端麗で秀才の高官・天佑にも突然求婚され!?危険を厭わない紅花を気に入った九曜、紅花の芯の強さを見出してくれる天佑。一方、事件の末に紅花は自身のトラウマと向き合うことに―。

著者等紹介

小島環[コジマタマキ]
1985年生まれ。愛知県立大学外国語学部中国学科卒業。2014年、「三皇の琴 天地を鳴動さす」で第9回小説現代長編新人賞を受賞。同作を改題した『小旋風の夢絃』(講談社)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

45
検屍先で紅花は口の悪い美少年九曜と出会い、行動を共にするのみならず、容姿端麗頭脳明晰の天佑にも出会います。この三角関係にドキドキ。もう少し検屍の場面も欲しいところでしたが、恋愛絡みの物語としても読めますね。2023/08/09

よっち

27
北宋の時代。父・許希と一緒に軍医として従軍し、負傷して右手に震えが残ってしまい引きこもりとなっていた許紅花が、姉の代わりに行った検死で髑髏真君・高九曜と出会う中華ミステリ。検死のために向かった妓楼で出会った髑髏を抱えて罵詈雑言を喚き散らす高慢な少年・高九曜。妓楼や後宮での不審死を一緒に検死しながら、彼の聡明さや心の機微に興味を持ってゆく紅花。九曜や許希の弟子・劉天佑からも興味を持たれる状況で思わぬ窮地に陥る展開で、一つに繋がる事件を九曜たちと解決した先に見出した彼女自身の思いがなかなか印象的な物語でした。2022/04/15

tomtom

13
なんだか中途半端。検死のシーンはほぼないのは残念。九曜も天佑も謎が多過ぎだし、天佑の求婚が父親の地位だけしかみてないからと言いつつちょっと気になっちゃうのもつまんないな。2023/09/10

きょん

12
医師である父と戦場に赴き負傷したトラウマで手の震えがコントロールできないイップスの様な状況に陥っている紅花。姉に変わって検死に赴いた先で出会った、腕に髑髏を抱え毒舌高慢ながら鋭い知性を見せる高九曜と出会い事件解決に臨んでいく。正しく検死をしたら犯人と疑われたり、打合せなしで証拠を掴むため囮になったり、登場人物たちの行動に色々ツッコミたくなる。2022/05/03

ホシナーたかはし

6
「後宮の検屍女官」の劣化版2022/05/18

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