出版社内容情報
金平 茂紀[カネヒラ シゲノリ]
著・文・その他
内容説明
1989年、筑紫哲也は朝日新聞社を退社し、TBSの報道番組のキャスターに就任する。『筑紫哲也NEWS23』。「編集権」を持つ個人名を冠した初めてのニュース番組がスタートした。オウム真理教事件、阪神淡路大震災、アメリカ同時多発テロ事件…『23』は激動の現代史とヴィヴィッドに反応し、権力を相対化して自由を体現する拠点となってゆく。これは、10年以上にわたって筑紫哲也に伴走した著者が意と思を賭けた『23』時代の回想であり、自由なき現代への問いかけである―。
目次
「二度目のプロポーズだから受けざるを得なかったんだよ」―『筑紫哲也NEWS23』誕生まで
要は、何でもありということ―実験精神と、テレビの可能性への確信
君臨すれども統治せず(ただし例外あり)―危機に示される「指揮権」について
たたかう君の歌をたたかわない奴らが笑うだろう―原発と権力と報道をめぐる体をはった先駆的警告
遊びをせんとや生まれけむ、戯れせんとや生まれけん―井上陽水の証言
筑紫さんがこぶしを振り上げて歌った―坂本龍一、忌野清志郎、高田渡との関わり
沖縄を愛し、沖縄を最後の旅先に選んだ―「生活の一部としての文化」への共感
「旗を立てる意志」について僕が知っている二、三のことがら―大テーマ主義が時代を切り取った
「政治部失格」だが「人間失格」では、断じて、ない―埋没せずにジャーナリストであるために
「党派性で、人を区別して、つきあいたくないんだ」―人間同士の「情」と「死闘」〔ほか〕
著者等紹介
金平茂紀[カネヒラシゲノリ]
1953年、北海道旭川市生まれ。ジャーナリスト。東京大学文学部社会学科卒業。1977年、TBS入社。以降、同局でモスクワ支局長、ワシントン支局長、『筑紫哲也NEWS23』編集長、報道局長などを歴任。2010年より『報道特集』キャスター。2016年、役員退任にともないTBS退社。2004年度、ボーン上田記念国際記者賞受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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trazom
けんとまん1007
シトリン
sekkey
古本虫がさまよう