筑紫哲也『NEWS23』とその時代

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筑紫哲也『NEWS23』とその時代

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  • サイズ 46判/ページ数 367p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065260685
  • NDC分類 699.64
  • Cコード C0023

出版社内容情報



金平 茂紀[カネヒラ シゲノリ]
著・文・その他

内容説明

1989年、筑紫哲也は朝日新聞社を退社し、TBSの報道番組のキャスターに就任する。『筑紫哲也NEWS23』。「編集権」を持つ個人名を冠した初めてのニュース番組がスタートした。オウム真理教事件、阪神淡路大震災、アメリカ同時多発テロ事件…『23』は激動の現代史とヴィヴィッドに反応し、権力を相対化して自由を体現する拠点となってゆく。これは、10年以上にわたって筑紫哲也に伴走した著者が意と思を賭けた『23』時代の回想であり、自由なき現代への問いかけである―。

目次

「二度目のプロポーズだから受けざるを得なかったんだよ」―『筑紫哲也NEWS23』誕生まで
要は、何でもありということ―実験精神と、テレビの可能性への確信
君臨すれども統治せず(ただし例外あり)―危機に示される「指揮権」について
たたかう君の歌をたたかわない奴らが笑うだろう―原発と権力と報道をめぐる体をはった先駆的警告
遊びをせんとや生まれけむ、戯れせんとや生まれけん―井上陽水の証言
筑紫さんがこぶしを振り上げて歌った―坂本龍一、忌野清志郎、高田渡との関わり
沖縄を愛し、沖縄を最後の旅先に選んだ―「生活の一部としての文化」への共感
「旗を立てる意志」について僕が知っている二、三のことがら―大テーマ主義が時代を切り取った
「政治部失格」だが「人間失格」では、断じて、ない―埋没せずにジャーナリストであるために
「党派性で、人を区別して、つきあいたくないんだ」―人間同士の「情」と「死闘」〔ほか〕

著者等紹介

金平茂紀[カネヒラシゲノリ]
1953年、北海道旭川市生まれ。ジャーナリスト。東京大学文学部社会学科卒業。1977年、TBS入社。以降、同局でモスクワ支局長、ワシントン支局長、『筑紫哲也NEWS23』編集長、報道局長などを歴任。2010年より『報道特集』キャスター。2016年、役員退任にともないTBS退社。2004年度、ボーン上田記念国際記者賞受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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trazom

108
「筑紫哲也NEWS23」にまつわる様々なエピソードを読みながら、改めて、筑紫哲也さんの筋の通った硬骨漢ぶりを再認識する。最後の多事争論で語られた「力の強いものに対する監視の役を果たす」「少数派であることを恐れない」「多様な意見や立場を登場させて自由の気風を保つ」の三つの信念を貫いた稀代のジャーナリストだったことを理解する。そのDNAが現在のメディアに受け継がれていないことを嘆く金平さんの熱い思いが迸っているが、文章の中に著者の「僕」が露出しすぎることが、この本を、少し読みにくくしているような気もする。2022/02/16

けんとまん1007

50
筑紫哲也という存在。ジャーナリストとは何かを考えることに繋がる。メデイア自体が、現状を見なくなっている今こそ、改めて考えるべき存在だと思う。自分にとって、筑紫哲也さんは、筑紫学長になる。10年前まで、10年間に渡って続いた「森の夢市民大学」の学長としての存在。10年のうち、2年目からの9年間、スタッフとして身近に感じるこっとが何度もあって、たくさんの気づきがあった。その知見・思考・人脈の幅広さと、市井の人への視線の在り様から感じいることが多かった。それは、今の自分の一部をなしている。そこだと思う。2022/03/29

シトリン

4
筑紫哲也がどのようなジャーナリストであったのか、ドキュメンタリータッチの映画を観るような感覚で読み終わった。「筑紫哲也ニュース23」が報道した数々の事件の記述で当時の記憶が迫るように蘇る。関わりがあった人々のエピソードから筑紫哲也氏の人柄が濃密に伝わってくる。またその人々や報道の裏の知らなかった新たな一面を知ったことも興味深い。現実こそがドラマを超えたドラマになっている。ジャーナリストのこのDNAをテレビの世界で残していくことは非常に厳しいものがあろうが、希望を捨てずに応援したい。2022/10/25

sekkey

4
・権力に対する監視の役割を果たす ・少数派であることを恐れない ・多様な意見や立場をなるべく登場させる この3点が筑紫さんが報道に携わる上で譲れない大きな3本の柱 思想の左右は関係ない。今のメディアでこの大前提とも言える基本のキを胸に抱いて報道している方々がどれくらいいるだろう(その矜持を持ち続けている方は今後も応援していきたい)。 我々受け手はニュース・報道の上っ面だけを何の疑いもなく信じ込むようなことはせず、その底・裏にある真のメッセージを読み解く姿勢がより大事になってくる。2022/10/15

古本虫がさまよう

4
北朝鮮拉致関連報道に関しての「総括」はない。拉致を北朝鮮がやったことが判明したあとも、筑紫さんの番組は北朝鮮報道に関しては弱腰で、曽我ひとみさんのご主人ジェンキンスさんへの取材(言論の自由のない北朝鮮でやった)も当局の規制があっただろうに、そういうことには触れないでやっていた。 要はインタビューしても、北朝鮮国内にいてはホンネでしゃべることが不可能なのに、そういうことに触れずに、タテマエ(私は脱走兵です)を言わせて、北朝鮮の情報戦略にのっかかった報道をしていたかと?2022/03/15

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