講談社選書メチエ<br> 演奏家が語る音楽の哲学

個数:
電子版価格
¥1,705
  • 電書あり

講談社選書メチエ
演奏家が語る音楽の哲学

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月25日 15時03分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065239773
  • NDC分類 760.1
  • Cコード C0373

出版社内容情報



大嶋 義実[オオシマ ヨシミ]
著・文・その他

内容説明

音楽そのものへ!楽譜の向こう側への通路を拓き音の命を甦らせる演奏家とは?

目次

第1章 音を奏でる人類(笛の霊力;楽器は宇宙を耕す ほか)
第2章 「音楽そのもの」との交歓(音楽からの呼びかけ;呼びかけに応える者 ほか)
第3章 音楽に表れるのは個性か普遍性か(個性偏重という罠;コンクールでの選考 ほか)
第4章 音符の奥に立ち上がる音楽(譜読みという作業;現代音楽を読んでみる ほか)
第5章 響かせること、響きを合わせること(オーケストラを正面から聴く;ピアノの孤独 ほか)

著者等紹介

大嶋義実[オオシマヨシミ]
1958年生まれ。1981年京都市立芸術大学卒業後、同年ウィーン国立音楽大学入学、1984年同校卒業。プラハ放送交響楽団首席フルート奏者、群馬交響楽団第一フルート奏者を経て、京都市立芸術大学・大学院教授、副学長。アジア・フルート連盟日本本部長。ロンドン、ウィーン、プラハ、フィレンツェ、ローマなど海外での多くの公演をこなす一方、各地の主要音楽祭に招聘されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

93
フルート奏者であり京都市立芸大教授(副学長)の著者。演奏家かつ教育者としての考察は、非常に深く納得感がある。「個性を伸ばす教育」「学生はお客様、大学はサービス産業」という風潮に警鐘を鳴らし、「クラシック音楽において、個性の主張や己が感情の発露などという低次元の表現は何の意味もない。その音楽がどう演奏されたがっているのか、楽譜に記された音符から読み解くことだけが奏者に課された責務である」という見識に共感する。楽器、大学、コンクール、宗教等、古今東西の様々な言葉を引用しての巧みな語り口が満喫できる豊かな一冊。2022/07/03

やま

15
新聞に茂木大輔の書評があり、面白そうだと思って読み始めた本。音楽の哲学というから理論的なのかと思っていたが、随筆っぽい感じがする。それでも、「音符の奥に立ち上がる音楽」、「響かせること、響きを合わせること」はなかなか納得させる。◇調性の話がとても面白い。なぜ、調性に色がつくのだろうと思っていたが、その理由も垣間見たような気がした。クラヴィコードを持ち運んでいたモーツァルトの生活など、その風景が見えるような文章はチェコやウィーンで生活していた人のものだと思った。意外とおすすめ。2022/08/17

かわかみ

6
タイトルに惹かれたが盛り過ぎだ。哲学的ではない散文だった。第一章で専門のフルートという楽器への偏愛を散々吐露したのは我慢するが、音楽が冥界または形而上のものだという信念のもと、人との関わりをいろいろ述べている。人類学などを援用するのはよいが、それが中沢新一とか内田樹の思いつきだからがっかりする。以前読んだ伊東友計著「西洋音楽の正体」の音楽は文化的人工物であるという見解とは対極にある。楽譜は音楽そのものではない、という人目をひく警句もそのような音楽観が前提なので注意が必要。肩のこらない随筆として読むべき。2022/08/21

ぐんまくん。

3
哲学とあるが、一貫した主張があるわけではなく、エッセイに近いと思う。とは言え、意外?と考えさせられるところが多かった。 オーケストラが世界に広まった理由、各地のオケが独自の響をもつ理由の考察は、とても興味深い。現代音楽の著者の独自の定義には、なるほど、確かに! と共感した。2022/06/07

Naomi

2
エッセイである。でも音楽好きにはとても泣けるエッセイである。こういうしなやかな音楽好きでありたい。2022/11/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19595585
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。