天を掃け

個数:
電子版価格
¥1,320
  • 電書あり

天を掃け

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月20日 05時55分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 274p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065161692
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

たしかに。すばるは宇宙人だ。ほかのだれとも違う。何かを秘めている。この山には駿馬の知らなかった景色がある。すばるが見上げていたこの空で、何かが駿馬を待っている――。耳元で、ばちっと音が聞こえたような気がした。(本文より)/短距離走者(スプリンター)として期待されながらも、走れなくなった駿馬は、たったひとりで小惑星探索にいどむ昴と出会う。中学二年生の夏の物語。


「小惑星を発見して、名前をつけるのが、おまえのやりたいこと?」
 無言でうなずいたすばるに、駿馬は息を呑む。
「……わかんないけど、その夢、ハードル高すぎね? むずかしいんじゃないの」
「ハードルの高さは関係ない。あんたはむずかしかったから諦めるのか? ……夢」
 ビー玉みたいな目が駿馬を射貫く。浮かべた笑みは、挑発、いや、嘲笑だ。
 駿馬はぽかんと口を開けた。
 ジャブなしの右ストレート、またはロープに振らない三角飛びドロップキック。
 ――強烈。                         (本文より)

短距離走者(スプリンター)として期待されながらも、走れなくなった駿馬は、たったひとりで小惑星探索にいどむ昴と出会う。中学二年生の夏の物語。

内容説明

必要なら、何百夜かけてでも全天を捜索する。それが、掃天。短距離走者として期待されながらも、走れなくなった駿馬は、中学二年生の初夏、たったひとりで小惑星探索にいどむすばると出会う。

著者等紹介

黒川裕子[クロカワユウコ]
作家。京都外国語大学学士(日本語学)、エディンバラ大学修士(犯罪学)。2017年に、『奏のフォルテ』で第58回講談社児童文学新人賞佳作入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

cinos

38
モンゴルで馬と駆け回って育った日本人の少年が日本の中学に入ることから話は始まり、陸上部でめちゃくちゃ速いところを見せるのだが…。陸上の話かと思いきや、いきなり違う方向に進むのに驚きました。最後の方で友人のしたことがとてもつらくてそれは許せることなのか、疑問が残りました。2020/02/22

どら母 学校図書館を考える

23
小学生にはちょっと難しいかな。でも、大人な子もいるかな。でも、先生方にお伝えしたい。ティーンズ向きというのは13歳以降の年齢ですから。eleven、twelve は入りません。安易にティーンズ向きというくくりで選書するのは止めてほしい。私にはだぶりが無い限り、先生方の購入希望を却下できないので。 というのは別にして、ワクワク、ドキドキしました。なかなかのシチュエーションですが。2021/02/19

マツユキ

13
モンゴルで育った中学生、駿馬は、日本で陸上を始めるも、怪我をしてしまう。部活にも復帰しないまま、だらだら過ごしていたが、宇宙人と呼ばれるすばると出会い…。モンゴル、専門用語だらけの天体観測…。遠い世界を身近に感じる興奮が、楽しい。夢中になれる物を持つのは、素晴らしい。親、友人が、あれこれ言うけれど、そんな中で生まれる関係も貴重なんだろうな。主人公への反感も分かる。カガミ…。二人の決着が気になる。2022/05/19

橙夜(とうや)📚

9
【図書館】両親の仕事でモンゴルで育った駿馬(シュマ)。走る事が好きな彼はケガが原因でイップスになってしまう。そんな中、引きこもって小惑星を探してる同級生のすばると出逢い、天体に引き込まれていく。もう、青春ですね。星や月などが好きなので、読んでて楽しかった。2020/01/13

如月小町

8
初読みの作家さん。YAだけど、大人が読んでも面白いと思う。裏表紙の絵がなければ、望遠鏡以外の器具は想像もできなかった。私は天文の事は何もわからないけど、流星やISSを見上げて感動する。夢中になれるものを、こんなに早く見つけられた彼らをうらやましく思う。2021/04/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13991250
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。