講談社ノベルス ○○○○○○○○殺人事件

早坂 吝【著】

講談社（2014/09発売）

• サイズ 新書判／ページ数 203p／高さ 18cm
• 商品コード 9784062990257
• NDC分類 913.6
• Cコード C0293

出版社内容情報

孤島へオフ会に来た仲間の失踪に続き事件が。その真相は？　第５０回メフィスト賞受賞作は前代未聞の「タイトル当て」ミステリー！

第50回メフィスト賞受賞作は
前代未聞の「タイトル当て」!!

――必ず騙される。
これぞ究極の本格ミステリー！

アウトドアが趣味の公務員・沖らは、フリーライター・成瀬のブログで知り合い、
仮面の男・黒沼が所有する孤島で毎年オフ会を行っていた。
沖は、今年こそ大学院生・渚と両想いになりたいと思っていたが、
成瀬が若い恋人を勝手に連れてくるなど波乱の予感。
孤島に着いた翌朝、参加者の二人が失踪、続いて殺人事件が！　
さらには意図不明の密室が連続し……。
果たして犯人は？　そしてこの作品のタイトルとは？
（※真相とタイトルが分かっても、決して人には話さないで下さい）

早くも話題沸騰！
カリスマ書店員が驚愕！　喝采!!

えっ!?　えっっ!?　えーっ!!??　　何だこのミステリー!!　ジュンク堂書店西宮店　水口真佐美さん

あまりの騙されっぷりに晴れ渡る南国の空のように爽快だ！　文教堂書店西葛西店　水野知博さん

全てが伏線でした。もう一度読みたくなる「読み直しミステリー」の誕生です！　MARUZEN名古屋栄店　竹腰香里さん

ちゃんと「本格」なのにちゃんと「メフィスト」な快作。どうやって売り込めばいいんだ!! 　紀伊國屋書店渋谷店　竹村真志さん

本格ミステリーでありながら、ところどころに笑いがあり、そしてまさかまさかの結末。
騙されたと思って読んだ甲斐がありました！ SHIBUYA TSUTAYA 　内山はるかさん

閉塞感を覚える今のような時代に必要とされる本なのだ！ さわや書店フェザン店　松本大介さん

内容説明

アウトドアが趣味の公務員・沖らは、フリーライター・成瀬のブログで知り合い、仮面の男・黒沼が所有する孤島で毎年オフ会を行っていた。沖は、今年こそ大学院生・渚と両想いになりたいと思っていたが、成瀬が若い恋人を勝手に連れてくるなど波乱の予感。孤島に着いた翌朝、参加者の二人が失踪、続いて殺人事件が！さらには意図不明の密室が連続し…。果たして犯人は？そしてこの作品のタイトルとは？

著者等紹介

早坂吝［ハヤサカヤブサカ］
１９８８年、大阪府生まれ。京都大学文学部卒業。２０１４年、『○○○○○○○○殺人事件』で第５０回メフィスト賞を受賞し、デビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[へくとぱすかる]

「タイトルを当てよ」と言われても、結局は当てられず、すごく残念でした。でも絶対当たらないよ。これは。ミステリとしては普通ありえないだろうという設定であり、（しかし新本格は、それがかえって普通だったりする……）なかなかおもしろかった。小笠原諸島にそんな島、あるわけないけどね。しかし、これ、○○○は×××ですよ。きっと。だって……（ネタバレ、あるいはそうでなくても自粛・笑）。とにかく孤島ものとはいえ、「十角館」とかと雰囲気が１８０度違います。とにかく明るい。表紙カバーとマッチしてしまっているのが、何ともはや。

2015/08/04

[おしゃべりメガネ]

ライトノベル的な装丁とは裏腹に、思いのほか、イヤ、正直かなり予想以上にひきこまれて読んでしまいました。ある意味「メフィスト賞」らしい作品で、スピード感あふれ、くどい文章ではなく、本当にさくさくと読みやすいミステリーでした。ベタといえばベタな限られた環境にて起こる殺人事件のお話でしたが、展開の思い切りのよさはなかなかでした。何よりもモノ珍しいタイトルにひかれ購入し読み始めましたが、タイトル云々ではなく、単純にいい意味で中身が面白かったです。荘丁で買うのをためらうのが勿体ない、しっかりした内容の作品でした。

2014/09/21

[ダイ＠2019.11.2～一時休止]

デビュー作。それまでにおかしいなと思っていた伏線が見事に解決されていったのにはうまいなと思った。ただタイトル当ては必要か？という点と下ネタにはちょっと・・・。

2014/10/04

[barabara]

恐る恐る読んだが、あれれ、想像してたよりずっと面白いじゃないの。とにかく読みやすい、途中のガッツリエロも何故か不快感がない、リゾート仕様だからなのか（笑）。最早タイトル宛字は忘れてしまうほど入り込んでしまい、最後の最後にタイトルの謎に呼び戻され…！がっかりラストにならずにうまい具合に読者をあっちの世界に引き込んだ成功例と言えるのでは。完

2014/10/18

[ナイスネイチャ]

図書館本。前半は王道の様な展開でしたが後半から低俗なミステリー。賛否両論ありそうな内容でまあ軽く笑えたかな？タイトルもひきつけるのに必要かも知れませんが・・伏せとく必要ある？？って感じでした。

2016/06/26