講談社学術文庫<br> きのふはけふの物語 全訳注

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講談社学術文庫
きのふはけふの物語 全訳注

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  • サイズ 文庫判/ページ数 606p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062923491
  • NDC分類 913.59
  • Cコード C0193

出版社内容情報

説話集を淵源としたり口承されたりした戯笑譚・滑稽譚・艶笑譚を編んだ近世初期の笑話集。民衆に好まれた234話を収録。近世初期に成立した笑話集。古活字版、整版、書写本など、さまざまな形で庶民に浸透し楽しまれた噺の数々。「仮名草子中一、二のベストセラー」とも推測され『醒睡笑』にも引き継がれた笑話には、当時の民衆の笑いの感覚が表れている。
身近にいる「うつけ」者の噺、艶笑・男色の噺、尾籠な噺から信長・秀吉が登場する噺まで、無名の人々の手になる作品集成。

全234話
笑話番号1?80   (底本 無刊記整版)
81?143  (拾遺)
144?214 (底本 無刊記整版)
215?234 (拾遺)


宮尾 與男[ミヤオ ヨシオ]
著・文・その他

内容説明

近世初期に成立した笑話集。古活字版、整版、書写本など、さまざまな形で庶民に浸透し、楽しまれた噺の数々。「仮名草子中一、二を争うベストセラー」とも推測され『醒睡笑』にも引き継がれた笑話には当時の民衆の笑いの感覚が表れている。身近なうつけの者の噺、艶笑・男色の噺、尾篭な噺から信長・秀吉が登場する噺まで、無名の人々の手になる作品集。

目次

上巻(1~80(無刊記整版)
81~143(拾遺))
下巻(144~214(無刊記整版)
215~234(拾遺))

著者等紹介

宮尾與男[ミヤオヨシオ]
1948年東京生まれ。日本大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。大学教員、日本近世文学会委員を経て、夕霧軒文庫長。近世文学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

46
かなりストレートに下ネタを織り込んでいるのが衝撃です。発表当時はこれが笑いとして受け入れられていたのでしょうね。下品ながらもあるあるネタでもあるので、人々は親近感を覚えていたのかもしれません。2023/02/11

シロクマぽよんぽ

3
近世初期の笑話集。全234話。1/3が下ネタ。下ネタ以外の部分なら、中学生高校生の古文の導入に使えるだろう。下らないが面白い。2024/02/15

ひろゆき

3
全部ではないが、ほぼ艶笑。もちろん大学入試の古文に出題されることはない、と思う。講談社学術文庫だからといって、うっかりと茶の間の卓袱台(死語?)に読みさしを置かれぬように。現代語訳や鑑賞の手引きなどを含めると結構長いし、内容も軽い短い話を集めたものなので、ちょこっと読んでは閉じで、私には読了までに時間がかかった。性器そのものをクローズアップすることでのおかしさ、とりすました聖職者のスキャンダルなどで、アハハと当時の人が笑っていたことで、親近感を覚える。古典を読む楽しさは味わえる。2017/06/12

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