講談社学術文庫<br> ヘーゲル「精神現象学」入門

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講談社学術文庫
ヘーゲル「精神現象学」入門

  • 加藤 尚武【編】
  • 価格 ¥1,353(本体¥1,230)
  • 講談社(2012/05発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062921091
  • NDC分類 134.4
  • Cコード C0110

出版社内容情報

感覚から絶対知へ。ギリシャから近代の壮大な知へ。最も難解にして哲学史上に屹立する不朽の名著を読み解く、恰好のヘーゲル哲学入門「意識」から「絶対知」へ
ギリシャ以来の壮大な知の体系の再構築に挑んだ、哲学史上最も難解にして重要な著作へのいざない

感覚、知覚、悟性、自己意識、理性、精神。意識は経験をとおして高次に向かい、「絶対知」へと到達する――。近代西洋哲学史上、最も重要にして最も難解とされる大著の核心を、精緻な読解と丁寧な解説で解き明かす。「絶対的な真理」を秘めた神話的な書物という虚妄のベールを剥いで立ち上がる、野心的な哲学像の実現に挑んだヘーゲルの苦闘の跡とは。

非常に難解ではあるが、マルクスやサルトルを魅了し、ハイデガーもけっして無視することができなかった、この哲学史上の名著を、誰でも読めるように、引用と要約と解説を組み合わせて、全体の面白さがわかるようにしたいというねらいだった。さまざまな迷路があり、高台があり、行き止まりのところがあるという、複雑に入り組んだ『精神現象学』という世界の名所案内と地図とを兼ねた書物にしたいと思った。――本書「はしがき」より

※本書の原本は、1996年1月、有斐閣より『ヘーゲル「精神現象学」入門〔新版〕』として刊行されました。


はしがき
序にかえて――『精神現象学』の意義と位置
序章 『精神現象学』の成立をめぐる謎
第一章 『精神現象学』の基本概念――「序文」と「緒論」
第二章 知と対象の関係構造――意識
第三章 他者との関係のなかで思索し、生きる自覚的な存在――自己意識
第四章 世界を自己とみなす自己意識(1)――観察する理性
第五章 世界を自己とみなす自己意識(2)――行為する理性
第六章 和解に至る「精神」の歴史
第七章 精神の自己認識の完成――宗教
第八章 精神の旅の終着駅――絶対知
あとがきにかえて――『精神現象学』のアクチュアリティ


加藤 尚武[カトウ ヒサタケ]
著・文・その他/編集

原崎 道彦[ハラサキ ミチヒコ]
著・文・その他

伊坂 青司[イサカ セイシ]
著・文・その他

栗原 隆[クリハラ タカシ]
著・文・その他

松山 壽一[マツヤマ ジュイチ]
著・文・その他

座小田 豊[ザコタ ユタカ]
著・文・その他

滝口 清栄[タキグチ キヨエイ]
著・文・その他

山崎 純[ヤマサキ ジュン]
著・文・その他

内容説明

感覚、知覚、悟性、自己意識、理性、精神。意識は経験をとおして高次に向かい、「絶対知」へと到達する―。近代西洋哲学史上、最も重要にして最も難解とされる大著の核心を、精緻な読解と丁寧な解説で解き明かす。「絶対的な真理」を秘めた神話的な書物という虚妄のベールを剥いで立ち上がる、野心的な哲学像の実現に挑んだヘーゲルの苦闘の跡とは。

目次

序章 『精神現象学』の成立をめぐる謎
第1章 『精神現象学』の基本概念―「序文」と「緒論」
第2章 知と対象の関係構造―意識
第3章 他者との関係のなかで思索し、生きる自覚的な存在―自己意識
第4章 世界を自己とみなす自己意識(1)―観察する理性
第5章 世界を自己とみなす自己意識(2)―行為する理性
第6章 和解に至る「精神」の歴史
第7章 精神の自己認識の完成―宗教
第8章 精神の旅の終着駅―絶対知

著者等紹介

加藤尚武[カトウヒサタケ]
1937年生まれ。東京大学文学部哲学科卒業。京都大学名誉教授、鳥取環境大学初代学長。現在、人間総合科学大学教授。専攻は西洋哲学、環境倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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さえきかずひこ

7
序章、第6章、第7章がとても興味深く楽しく読めた。とくにヘーゲルの宗教についての考えがよく分かって面白かった。長谷川宏訳『精神現象学』の副読本として読んだが、訳の違いであったり、本書の要約的な性格が掴めたのも一興。『精神現象学』と併せて読むとこの大著の入門書を作る苦労が偲ばれる。2017/03/03

meiji

1
純粋理性批判に続き、精神現象学。入門なんだろうか…また1割ぐらいの理解な気がします。2022/10/07

Lieu

1
原著を半分読んだところで読む。けして原著の議論を単純化してはいないが、リーダブルな日本語で書かれており、きちんと読めば論理的に理解できる。また原著を相対化する立場も好感がもてた。2020/01/13

罵q

1
ヘーゲル弁証法の使用例が示されていて明快に読める。必然性に潜ろうとすれば世間に躓くドンキホーテの例や、媒介の無い普遍的な自由がもたらしたロベスピエールの失策が印象に残った2019/05/28

KN

1
注釈書として『精神現象学』と併読するとかなり使える。ただ、入門には金子武蔵『ヘーゲルの精神現象学』がいまだにいちばん優れている気がする。2016/03/15

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