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講談社学術文庫
高崎山のサル

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  • サイズ 文庫判/ページ数 375p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062919777
  • NDC分類 489.9
  • Cコード C0145

内容説明

世界最高水準を誇る日本の霊長類学の扉を開いた記念碑的名著。野生のニホンザルを長期間にわたって追跡、観察し、ついに群れの社会構造の全貌を解明するまでの過程を、若き研究者が克明にドキュメント。新しい学問分野が拓かれてゆく興奮と歓びが、大分県高崎山の自然とともに、みずみずしい筆致で描かれる。毎日出版文化賞受賞作。

目次

第1章 群れへの接近―第一回調査(調査の準備;山にはいる ほか)
第2章 群れの一角をえぐる―第二回調査(初夏の高崎山;初夏の食物 ほか)
第3章 浮かびあがった群れの全貌―第三回調査(別院の秋;海岸森林 ほか)
第4章 個体識別の段階へ―第四回調査とその後(第四回調査;その後一九五三年三月まで)
第5章 群れ社会の構造―第五回調査(えさ場風景;群れのメンバー紹介 ほか)

著者等紹介

伊谷純一郎[イタニジュンイチロウ]
1926年鳥取県生まれ。京都大学理学部卒業。京都大学教授、同大学アフリカ地域研究センター初代所長等を経て、京都大学名誉教授。神戸学院大学教授。1984年にトーマス・ハックスリー記念勲章受章。著作『高崎山のサル』で、毎日出版文化賞受賞。2001年8月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サイマ

6
現在は自然動物園となっている高崎山の野生のサルを1950年より調査しその生態を解明していく様が描かれた作品。高崎山によく行く者としてはこの山とサルたちのことを知ることができてとても面白かったです。2019/02/07

とも

2
サルへの尽きない情熱に感動した。2010/08/26

かみのけモツレク

1
猿の数を数える場面好き2018/12/26

もー子

0
これが修士論文でも博士論文でもなく、普通の卒論で書かれた内容、という、伊谷純一郎先生の名著。急こう配の高崎山を駆け抜けながら、野帳と鉛筆、そして望遠鏡だけで誰も知らなかったサルの群れの謎を解明していく伊谷青年の姿は半端なくかっこいい。2016/12/19

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