出版社内容情報
この上なく美しく、時に怖ろしく。著者の絢爛たるイメージの世界を存分に味わえる、読む快楽に満ちた自選短篇集、第二弾。言葉の町を歩き、言葉のシーツにくるまれ、言葉の包帯を巻いて、あるいは言葉の肉料理を食べ、そして言葉の性交を行う――
言葉だけで出来た建物の中で、肉体、時間、空間、世界、あらゆるものを生成する無数の言葉と戯れる陶酔。
衝突を繰りかえす豊穣なイメージを道しるべに、著者自らが選んだ短篇集、第二弾。
忘れられた土地
帰還
恋人たち
不滅の夜
降誕祭の夜
暗殺者
手品師
静かな家
不死の女
夜には九夜
指の話
真珠の首飾り
アルゴス
薔薇のタンゴ
両性具有者(たち)
赤ちゃん教育
マティーニの注文の仕方
原色図鑑
著者から読者へ
金井 美恵子[カナイ ミエコ]
著・文・その他
内容説明
言葉の町を歩き、言葉のシーツにくるまれ、言葉の包帯を巻いて、あるいは言葉の肉料理を食べ、そして言葉の性交を行う―言葉だけで出来た建物の中で、肉体、時間、空間、世界、あらゆるものを生成する無数の言葉と戯れる陶酔。衝突を繰りかえす豊饒なイメージを道しるべに、著者自らが選んだ短篇集、第二弾。快楽の全18篇。
著者等紹介
金井美恵子[カナイミエコ]
1947・11・3~。小説家。高崎市生まれ。1967年、19歳の時に「愛の生活」が太宰治賞候補作となり、作家デビュー。翌年、現代詩手帖賞受賞。小説、エッセイ、評論など刺激的で旺盛な執筆活動を続ける。小説に『プラトン的恋愛』(泉鏡花賞)、『タマや』(女流文学賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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