講談社現代新書<br> ロボットとは何か―人の心を映す鏡

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講談社現代新書
ロボットとは何か―人の心を映す鏡

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062880237
  • NDC分類 548.3
  • Cコード C0253

出版社内容情報

世界が注目する「人間酷似型ロボット」の第一人者が、その研究と「人間とは?」という問いの軌跡を綴る快著。<出版社からの紹介>
この本のカバーの(超太帯の)写真をご覧ください。双子のようなペアの、右側が著者の石黒浩氏、左は、自身をモデルにした遠隔操作型のアンドロイド「ジェミノイド」です。
石黒氏は、これまでにほかにも、自分の幼い娘をモデルにした子供アンドロイドや女性アンドロイド、ロボットが役者と演じる「ロボット演劇」、介助されて立ち上がる「発達する子供ロボット」など、国内外を驚かせ、注目を集める研究を行ってきました。
「なぜ人間型ロボットにこだわるのか?」――それは、このような一連の研究は、著者にとって「人間とは何か」を問う自己探求の試みでもあるからです。
本書では、人間型ロボット第一人者である石黒氏が、これまで開発したロボットを紹介しながら、研究の過程で感じてきたことを、疑問や戸惑いも含めて率直に語ります。また、有名な「ロボット3原則」や、ロボットと人間の将来まで論じた、すぐれた情報社会論でもあります。

<目次>
プロローグ ロボットは人の心の鏡/第1章 なぜ人間型ロボットを作るのか/第2章 人間とロボットの基本問題/第3章 子供と女性のアンドロイド/
第4章 自分のアンドロイドを作る/第5章 ジェミノイドに人々はどう反応し、適応したか/第6章「ロボット演劇」/第7章 ロボットと情動/第8章 発達する子供ロボットと生体の原理/第9章 ロボットと人間の未来/エピローグ ロボット研究者の悩み


石黒 浩[イシグロ ヒロシ]
著・文・その他

内容説明

英国コンサルティング会社SYNECTICSの「生きている天才100人」調査で日本人最高位の26位に選出(2007年)。石黒研究室が参加する「Team OSAKA」は、「ロボカップ世界大会」サッカー競技ヒューマノイドクラスで4連覇を達成(2004~2007年)。自身のアンドロイド「ジェミノイド」とともに、欧州最大のメディアアートの祭典「アルスエレクトニカ2009」でフィーチャードアーティストとして展示を行う(2009年)。

目次

プロローグ ロボットは人の心の鏡
第1章 なぜ人間型ロボットを作るのか
第2章 人間とロボットの基本問題
第3章 子供と女性のアンドロイド
第4章 自分のアンドロイドを作る
第5章 ジェミノイドに人々はどう反応し、適応したか
第6章 「ロボット演劇」
第7章 ロボットと情動
第8章 発達する子供ロボットと生体の原理
第9章 ロボットと人間の未来
エピローグ ロボット研究者の悩み

著者等紹介

石黒浩[イシグロヒロシ]
1963年、滋賀県生まれ。山梨大学工学部卒業、同大学院修士課程修了。大阪大学大学院基礎工学研究科博士課程修了。工学博士。現在、大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻教授。文部科学省グローバルCOEプログラム「認知脳理解に基づく未来工学創成」拠点リーダー。ATR知能ロボティクス研究所客員室長。JST・ERATO浅田共創知能プロジェクト・グループリーダー。知能ロボットと知覚情報基盤の研究開発を行い、次世代の情報・ロボット基盤の実現をめざす。人間酷似型ロボット研究の第一人者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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やすらぎ🍀

175
冒頭の言葉に動心(欄外に記す)。いつの日かロボットも心を持ち人間同士の心の繋がりの輪に入っていくことだろう。人間型ロボットに拘り研究しながら考える。人間とは何か。目の前でロボット同士が握手し会話を始めたとき何を感じるのだろう。私たちの無意識な動作、肌に触れ筋肉を動かし姿勢を変える。全ての細胞にどう伝わるのだろう。自己矛盾の中で研究は更に深化する。人間はなぜロボットを求めるのか。新技術を作り出すのも受け入れるのも人間である。いずれ互いの心は通じ合うのか。どんなに便利になっても人間らしさを失わずにいられるか。2022/09/24

Fondsaule

26
★★★★☆ テレビでも紹介され、自身のアンドロイド制作で知られる大阪大の石黒浩教授によるロボットの本。 自分の幼い娘をモデルにした子供アンドロイドや、藤井アナウンサーがモデルの一人でもあった女性アンドロイド、自分で動きを憶え発達する子供ロボットの話など、大変に興味深い。2022/08/19

けい子

18
著者はロボットをつくる上で「心」の問題と葛藤している。ロボットに「心」を持たせる事、これが出来れば自分が死ぬ事も怖くない気がする。自分と全く一緒のロボットが出来れば何も怖くない気がする。この意味が分かる人は、生きる意味が私と一緒の人です。2022/05/01

ないとう

18
ロボットに心を作れるのかは重要な問題だが、どんなに技術が進歩しても、すべてが分かるとは限らないのが面白い。ニーチェの言葉に、事実など存在しない、ただ解釈が存在するというのがあるが。人の心がまさにそうなのかもしれないと本書を読んで感じた。たとえロボットに心が無くても人はロボットに心を感じることができるのならば、心は元から存在しないのかも。2015/08/25

hikarunoir

17
10年ほど前の著作で技術的差異はあるだろうが著者の研究への向き合い方の根幹に触れられる。具体例より、命懸けで悪用される技術を編み出す情動についての記述は刺激的。2018/02/23

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