講談社現代新書<br> 世界は分けてもわからない

個数:

講談社現代新書
世界は分けてもわからない

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2024年03月29日 15時49分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062880008
  • NDC分類 460.4
  • Cコード C0245

出版社内容情報

60万部のベストセラー『生物と無生物のあいだ』続編が登場! 生命は、ミクロな「部品」の集合体なのか? 私たちが無意識に陥る思考の罠に切り込み、新たな科学の見方を示す。 美しい文章で、いま読書界がもっとも注目する福岡ハカセ、待望の新刊。

プロローグ パドヴァ、2002年6月
第1章 ランゲルハンス島、1869年2月
第2章 ヴェネツィア、2002年6月
第3章 相模原、2008年6月
第4章 ES細胞とガン細胞
第5章 トランス・プランテーション
第6章 細胞のなかの墓場
第7章 脳のなかの古い水路
第8章 ニューヨーク州イサカ、1980年1月
第9章 細胞の指紋を求めて
第10章 スペクターの神業
第11章 天空の城に建築学のルールはいらない
第12章 治すすべのない病
エピローグ かすみゆく星座


福岡 伸一[フクオカ シンイチ]
著・文・その他

内容説明

顕微鏡をのぞいても生命の本質は見えてこない!?科学者たちはなぜ見誤るのか?世界最小の島・ランゲルハンス島から、ヴェネツィアの水路、そして、ニューヨーク州イサカへ―「治すすべのない病」をたどる。

目次

プロローグ パドヴァ、二〇〇二年六月
ランゲルハンス島、一八六九年二月
ヴェネツィア、二〇〇二年六月
相模原、二〇〇八年六月
ES細胞とガン細胞
トランス・プランテーション
細胞のなかの墓場
脳のなかの古い水路
ニューヨーク州イサカ、一九八〇年一月
細胞の指紋を求めて
スペクターの神業
天空の城に建築学のルールはいらない
治すすべのない病
エピローグ かすみゆく星座

著者等紹介

福岡伸一[フクオカシンイチ]
1959年東京生まれ。京都大学卒。ハーバード大学医学部研究員、京都大学助教授などを経て、青山学院大学教授。専攻は分子生物学。著書に『もう牛を食べても安心か』(文春新書、科学ジャーナリスト賞)、『プリオン説はほんとうか?』(講談社ブルーバックス、講談社出版文化賞科学出版賞)、『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書、サントリー学芸賞・新書大賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

94
この本はただ生物学者が書いただけでなく学者の精神状態や捏造問題に絡むトラブル等表の部分だけでなく裏のそれこそ内面的な話まで取り上げられているから面白い。2012/01/04

Nobu A

73
福岡伸一先生著書7冊目。09年初版、15年第5版。凡庸な表現しか思いつかないが、毎回該博な知識と類稀な文才に驚かされる。多著書の著者に多い使い回しが殆ど見当たらない。関連性が強く必要に応じてのみ。今回はヴィトーレ・カルパッチョ作の絵画二枚が元々一枚だった話から始まる。そして癌細胞研究データ捏造したマーク・スペクターと繋がる。伏線を張り巡らせ、最後は見事に収束させ、筆者のメッセージが読み手の心にしっかりと刻まれる。上質のエンターテイメントとしか言いようがない。福岡先生のゼミ生が羨ましい。講演を聴いてみたい。2022/11/07

うりぼう

48
こんなに面白い本なのに、ずいぶん時間がかかった。一人暮らしやイベントなど様々な要因が。秋には、もう少し落ち着いて本を読もう。「地図にない道」の解説に紹介があり、手に取る。「インクラビリ」(治すすべのない病)。人は自分を認められたい。大切な人の願いを叶えるために最善を尽くすことの喜び。それは、誰の心にもあるインクラビリなのかもしれない。ガン細胞が増殖するように誤謬の暴走は止まらなくなる。その紙一重は、動的平衡であるか、静的平衡かの差であり、止まった瞬間にコマのように人は倒れる。「インセクション」のように。2012/09/05

翔亀

41
「生物と無生物のあいだ」の続編。分子生物学ミステリーだ。今回は論文捏造事件がメインディシュとなるが、前菜もデザートも色とりどりで、ルネサンス絵画や現代写真、アーレントや須賀敦子と前作より幅広い<捜査>により、分子生物学の<犯罪>を解明していく。相変わらず<犯罪現場>の実験描写がリアルで迫力がある。捜査の結果は、捏造事件史上名高い1980年のスペクター事件の犯人を、研究者個人の悪意に帰すだけでなく、「世界を分ける」こと、つまり生命を分子というパーツに分けるというデカルト以来の近代科学の陥穽とみなすのだ。↓2020/10/10

佐島楓

39
生物学の本のはずなのに、哲学の世界に迷い込んでしまったかのような読後感。細胞レベルの研究をなさっていても、大局的に人体を(あるいは、世界を)概観しなければいけないというのは難しいですね。面白かったです。2012/11/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/568913
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。