講談社現代新書<br> 皇軍兵士の日常生活

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講談社現代新書
皇軍兵士の日常生活

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  • サイズ 新書判/ページ数 280p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062879828
  • NDC分類 392.1
  • Cコード C0221

出版社内容情報

戦争は本当に日本社会を公平化したのか? 戦時下、不公平を強いられた「皇軍」兵士と家族の群像を描く。戦争は本当に日本社会を公平化したのか? 昇進につきまとう学歴という壁。食糧をめぐる将校と兵の違い。兵士への応召手当をめぐる格差――。戦時下、不公平を強いられた「皇軍」兵士と家族の群像を描く。 第1章 「皇軍」兵士はこうして作られる / 第2章 軍隊での生き方 / 第3章 兵士と家族――戦争の「不公平」 / 第4章 「戦死の伝えられ方」をめぐって

第1章 「皇軍」兵士はこうして作られる
第2章 軍隊での生き方
第3章 兵士と家族――戦争の「不公平」
第4章 「戦死の伝えられ方」をめぐって


一ノ瀬 俊也[イチノセ トシヤ]
著・文・その他

内容説明

軍隊という格差社会をどう生きたのか?徴兵・手当・食事から死亡通知まで。

目次

第1章 「皇軍」兵士はこうして作られる(皇軍兵士となるまで;兵士が入隊するとき)
第2章 軍隊での生き方(平時の軍隊生活;戦時下の兵士;少年兵たちの軍隊)
第3章 兵士と家族―戦争の「不公平」(「手当」をめぐる不公平;軍事郵便をめぐる不公平;戦死者墓石・戒名の不公平;「食」をめぐる不公平)
第4章 「戦死の伝えられ方」をめぐって(戦死の真相を探る;引揚援護庁『死亡認定の参考』をめぐって)

著者等紹介

一ノ瀬俊也[イチノセトシヤ]
1971年福岡県生まれ。九州大学文学部史学科卒業、同大学大学院比較社会文化研究科博士課程中退。博士(比較社会文化)。現在、埼玉大学教養学部准教授。専攻は日本近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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えちぜんや よーた

86
以下の文章を読んで、先日の電通事件を思い出してしまった。「軍隊教育とは、若者たちの生活リズムを根本的に破壊し、作り替えてしまうことであった」(P77 第2章 『軍隊での生き方』より)2016/10/18

yamatoshiuruhashi

37
「皇軍兵士の日常生活」について読めるのかと思って手にしたのだが、表題とずれを感じる。書き出しは徴兵検査課が始まり等身大の兵士を理解することができるのかと思いきや、いつの間にか組織論(?)のようになる。著者は前段にて階級が機能していない組織であったと言うようだが、後段では階級での差別があったという。そもそも著者は、軍の機能と階級の関係、軍機構の変遷の必然性を知っているのだろうか。戦時国際法においても捕虜のうち下士官兵と異なり士官は労働に使役してはならないとされている。軍の階級はほぼ世界共通である。2019/04/06

おかむら

36
映画や小説には出てこない生活の細部。お金の話がとても興味深い。三菱商事など一流企業の社員は出征後も給与が出てた(軍と会社からの二重取り)とか、そのため応召前の駈込み入社が増えたとか、意外と戦争が長引いちやったもんだからコスト増に悩む経営側が軍と協議とか、当時も今と変わらぬ人間臭い(美しくない)日本人像が垣間見れて楽しい。あと軍(国)が建前ばっかなのも今と変わらんなー。2016/08/04

skunk_c

34
参考にパラ読みしていたが、通読したのは初めて。この著者に一貫して言えることだが、その時代の中に自分を置いて、歴史を思考しようとする姿勢が、こうした「生々しい」歴史を世に表すことになっているんだと思う。戦争に行った行かないは問わず、戦争体験者がどんどん故人となっていく中、こうした視点で歴史を記録することは重要だ。戦争という極限状況の中での、兵士だけでなく社会や家族の有様の人間くさい部分に踏み込んで考えているため、著者も書いていたが、例えば年金問題などにも通じる部分もある。そして敗戦という秩序崩壊の恐ろしさ。2019/02/13

サトシ@朝練ファイト

32
戦陣訓で天皇の呼称を用いても太平洋戦争が始まる以前に軍紀はガタガタ、1943年に軍隊内務令と改正されたのだが、この目的は「上官への反抗や戦地での犯罪防止」にあった。古年兵の自慢話は常に民衆の財産・生命を奪う話ばかり。朝の点呼に出ない下士官・古年兵はザラにいた。やっぱり戦闘は弱い。結構正直に書かれた本だと思います。2016/10/23

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