ブルーバックス<br> 飛行機事故はなぜなくならないのか―55の事例でわかった本当の原因

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ブルーバックス
飛行機事故はなぜなくならないのか―55の事例でわかった本当の原因

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062579094
  • NDC分類 538.88
  • Cコード C0265

出版社内容情報

飛行機の全損事故の確率は100万分の1以下になったが、ゼロではない。過去の事故や安全装備の進歩を検証し旅客機の安全を考える。飛行機事故による死者は、全世界で年間500人程度である。自動車事故に較べると飛行機事故で死ぬ確率は圧倒的に低い。しかし、確率論でいえば、ジャンボ宝くじの1等にあたる確率よりも高い。飛行機による重大事故の発生率は年々減る傾向にあるが、事故はゼロになっていないし、今後ゼロになることもあり得ない。
一方で、事故をゼロに近づけようという努力は常に続けられてきている。本書では、過去の飛行機事故の事例を分析し、事故はなぜ起きたかを検証したうえで、事故を減らすために機材や安全装置がどのように進歩してきたかを解説する。
空の旅は絶対に安全とはいえないが、制度や技術などは常に更新され、安全性は高まってきている。そのことを理解して、空の旅を安らぎを持って楽しんで頂く一助になれば幸いである。

はじめに
第1章 飛行機事故とはなにか
第2章 ジェット旅客機の事故率
第3章 離着陸時の事故
第4章 操縦装置とエンジンの進歩
第5章 空に消えた旅客機
第6章 新しい航空機は安全か
第7章 安全向上のための装備
第8章 空中衝突
第9章 犯罪
第10章 撃墜


青木 謙知[アオキ ヨシトモ]
著・文・その他

内容説明

飛行機に乗るとき、頭をよぎるのが「事故」。墜ちたら一巻の終わりと考えるからか、少しの揺れにも身構えたりしてしまう。しかし実際には、揺れが原因で墜ちることはまずない。パイロットの勘違い、ちょっとした整備ミス、小さな故障など、さまざまな「想定外」が大事故を招いてきた。本書では、世界で起きた55事例をもとに、これまでにどんな飛行機事故が起き、それを教訓に旅客機はどう進化してきたかを解説する。

目次

第1章 飛行機事故とはなにか(ボーイング787をめぐるトラブル;航空事故とは;事故率はなにを示すか)
第2章 ジェット旅客機の事故率(全損事故路津;減り続ける航空機事故;事故原因と地域格差)
第3章 離着陸時の事故(飛行段階からみた航空機事故;離陸時の事故;着陸時の事故)
第4章 操縦装置とエンジンの進歩(航空機の操縦装置;フライ・バイ・ワイヤによる事故;エンジン・トラブル)
第5章 空に消えた旅客機(原因不明の事故;空中分解)
第6章 新しい航空機は安全か(世代別にみた旅客機の特徴;セ―交代と安全性)
第7章 安全向上のための装備(事故調査;安全装置の進化;グラス・コクピットの完成)
第8章 空中衝突(ジェット機以前の空中衝突;ジェット機の空中衝突;史上最悪の旅客機衝突;管制官のミスが原因の事故;衝突防止装置)
第9章 犯罪(自殺による事故;保険金目当ての爆破事件;パイロットの異常行動)
第10章 撃墜(1970年代まで撃墜事件;1980年代以降の撃墜事件)

著者等紹介

青木謙知[アオキヨシトモ]
航空ジャーナリスト。1954年札幌市生まれ。1977年立教大学社会学部卒業、同年航空雑誌出版社「航空ジャーナル」入社。1984年『月刊航空ジャーナル』編集長。1988年よりフリーの航空ジャーナリストとなる。日本テレビ客員解説員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

36
#説明歌 #短歌 事故DB機種別全損事故件数フライトセーフティファウンデーション。事故紹介山盛り雑誌の記事のごと事故原因はわからぬままに。飛行機の事故の分類原因の調査分析本写真だけ 2017/03/13

禿童子

31
飛行機事故の歴史、原因、状況など詳細な説明が行き届いている。昇降舵、方向舵、補助翼を3軸を制御する「一次操縦翼面」、エアブレーキやスポイラーを「二次操縦翼面」、フラップやスラットは離着陸時の揚力増加のための「高揚力装置」と呼ぶ。フライ・バイ・ワイヤのためのソフトウェアを「飛行制御則」と言う。縦軸を高度、横軸を速度にした飛行可能な領域のグラフを「フライトエンベロープ」と呼び、このグラフのラインの外側に出ないように自動的に制御するのが飛行制御則の機能。大変分かりやすくて仕事の参考になりました。2020/02/03

スプリント

11
本書は飛行機事故の原因と防止策を解説するとともに過去の飛行機事故の事例をカテゴリ分けして紹介しています。2014年から原因不明の飛行機事故や撃墜、副操縦士の自殺など様々な要因の事故が発生しています。起きてしまった事故から何を学び未来に活かしていくのか深く考えさせられます。2015/05/27

Kazehikanai

10
飛行機の重大事故をデータと事例をもとに淡々と解説。飛行機事故の恐ろしさ、その複雑さがわかるとともに、事故が減り安全性が高まっていることがわかったが、事故が0にはならないこともわかった。海外出張で可能な限り日本の航空会社を選ぶのは、マイルのためではないってことを、職場の人にはわかってほしいと思った。まぁ、それもなくはないけど。それと、航空事故の恐ろしさは、堕ちるまでの恐怖につきる。堕ちるときは早めに安らかに気を失うような開発もしてほしいな。2015/07/12

F4ふぁんとむ

6
もう飛行機事故でおなかいっぱい。昨日読んだデータ集のほうが、書籍としては充実していた。2017/08/16

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