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内容説明
公式の背後にある物理学の意味、発見にいたるエピソードがわかれば高校・大学で習った無味乾燥な物理の世界がまったく違って見えてくる。公式誕生までの数々のドラマを通して物理に再挑戦。
目次
ドウニモトマラナイ公式―慣性の法則
航空母艦の公式―ガリレイ変換
物理学入門公式―等加速度直線運動
バンジージャンプの公式―落体の公式
はじめての宇宙公式―ケプラーの第1法則
地ならしの公式―ケプラーの第2法則
蜃気楼の公式―屈折の法則
宇宙調和の公式―ケプラーの第3法則
ビー玉遊びの公式―運動量保存の法則
小よく大を制すの公式―パスカルの原理〔ほか〕
著者等紹介
保江邦夫[ヤスエクニオ]
1951年岡山県生まれ。東北大学で天文学を、京都大学、名古屋大学で理論物理学・数理物理学を学ぶ。理学博士。学位取得後スイス・ジュネーブ大学理論物理学科に奉職。確率変分学の開拓者として知られる。武の神人とうたわれた故佐川幸義宗範の直伝を受けた大東流合気柔術を心の糧とし、真理探究のみを目指して生きている。ノートルダム清心女子大学大学院人間複合科学専攻教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
🍭
4
物理と数式へのとっつきとして急遽用意した本なのに、優先度を上げて読んでしまった。めちゃくちゃ面白いです。物理の解説書ではなくて、物理の歴史入門みたいな感じだったので、物理も数学もちんぷんかんぷんなぼくでも、読み物として楽しく読めました。ブルーバックスの教科書シリーズを通読していて思うのは、知識は先取りしておいたほうが、「あーこれなんかでみたことあるな」って感じで前向きに取り組めていいですね。古典力学を扱う31個までは数式もギリギリ日本語の解説として理解できてすごく読みやすかったのに、それ以降は地獄でしたw2023/11/08
田蛙澄
2
高校で物理を習ってない分、新鮮な気分で物理の公式やその裏のエピソードに触れることができて面白かった。あまり微分とかについてやってなかったせいで理解できないものも多かったが、その数式が表わすものを説明されるとわくわする。そして部分的にでも理解できたことで数式や物理学への苦手意識が薄れてよかった。もっと勉強して理解できるといいなと思う。2016/02/18
nagata
0
懐かしい公式のオンパレードにも、その背後にはさまざまなドラマが隠されている。それらを読み進めていくと、無味乾燥にみえる式も少しは人間味をもってくるのだろうが、勘どころを戻すにはもう少し勉強が必要なようだ。2014/08/23
かずぴー
0
停止した人間は停止し続け、運動している人間は運動を続ける。慣性の法則!!2014/05/18
kottono
0
x=v0t+1/2at^2…覚えたなぁ!高校と大学初年度の物理で習う公式を考え出された歴史などを交えて解説した本。実際問題を解かないと受験力は身に付かないと思うけど、読み物としては面白い!量子力学はやっぱり胸がときめく。2014/03/16