森家の討ち入り

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森家の討ち入り

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  • サイズ B6判/ページ数 216p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062208840
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

忠義に身を投じた男には、彼を愛し支え、鼓舞する女がいた。赤穂四十七士の、知られざる忠義と愛の物語が始まる――。『与五郎の妻』
ゆいは5年前まで江戸詰めの夫と目黒の下屋敷で暮らしていた。ところが騒乱のせいで津山森家が改易、夫とは離縁を余儀なくされる。一度は実家へ戻ったゆいだったが、再び嫁ぎ、今は江戸作事奉行の妻となっていた。前の夫―神崎与五郎の消息は分からぬまま、日々淡々と過ごしていた。そんなゆいのもとに、謎の人物から、森家の家紋が入った扇が届けられた。一体誰が、何のために。そして前の夫は――。

『和助の恋』
国家老の密命を帯びた茅野和助は先代の死去に伴い、津山森家の家督を継ぐことになった式部衆利のもとへ急いでいた。その道中、何ものかに襲われる。そこに通りがかった、赤穂浅野家の陣屋に住まう郡奉行・吉田忠左衛門一行により助けられる。そこで和助は手厚い看護を、伊登から受ける。

『里和と勘平』
里和は津山森家存亡の危機を阻止するため、御犬小屋に忍び込んだ。そこで出会ったのは、かつて思い合っていた横川勘平、その人だった。遂げられれなかった思いが再燃する二人。だが、今は立場があまりにも違う二人がとった道は――。

他2編書き下ろし収録。

長直の饅頭
与五郎の妻
和助の恋
里和と勘平
お道の塩


諸田 玲子[モロタ レイコ]
著・文・その他

内容説明

彼らは津山森家の忠臣だったが、改易により赤穂浅野家へとその身を移した。彼らはかつて、江戸郊外中野村の御囲築造にも従事するという不思議な共通点があった。何を思い、どんな事情を抱えて義挙に加わったのか。そしてそんな彼らを支えた女たち。それぞれの義を果たすべく、命をかけて戦い抜いた壮絶な生き様がそこにはあった。

著者等紹介

諸田玲子[モロタレイコ]
1954年静岡県生まれ。上智大学文学部英文科卒業後、外資系企業勤務。1996年『眩惑』でデビュー。2003年『其の一日』で第24回吉川英治文学新人賞、2007年『奸婦にあらず』で第26回新田次郎文学賞、2012年『四十八人目の忠臣』で第1回歴史時代作家クラブ賞作品賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。