覆面作家

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062208000
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

奇妙な一致や邂逅など作家の「私」が語るミステリアスな物語は、読む者を虚実の狭間に連れ込む。ドキリとさせられる最新作品集。ある日、作家の「私」に接触してきた真野と名乗る正体不明の男。彼が語る内容を小説にして欲しいと言うが。(「幽霊」)、学生時代の友人が語る、携帯が圏外になり思いもよらぬ人物が集う「村」の秘密。(「村」)、キャバクラの勤め終わりの女性を、家まで車で送り届けるドライバーは何を隠しているのか。(「確認」)など、どれもが読了後、虚実の有無をいやが応にも考えさせられるミステリアスな作品集。

大沢 在昌[オオサワ アリマサ]
著・文・その他

内容説明

「覆面作家」性別や年齢など一切秘密という正体不明の作家。デビューしてまもなく文学賞の候補になる実力の持ち主の覆面作家が、「私」のファンだという―。表題作他「幽霊」「村」「大金」など含む珠玉の8編を収録。

著者等紹介

大沢在昌[オオサワアリマサ]
1956年愛知県名古屋市生まれ。慶應義塾大学中退。1979年に小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞しデビュー。1986年「深夜曲馬団」で日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞、1991年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門受賞。1994年には『無間人形 新宿鮫4』で直木賞を受賞した。2001年『心では重すぎる』で日本冒険小説協会大賞、2002年『闇先案内人』で日本冒険小説協会大賞を連続受賞。2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞受賞。2010年には日本ミステリー文学大賞受賞。2014年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

190
大沢在昌は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。半分私小説のような連作短編集、ミステリ色少な目の作品でした。オススメはボサノバのメロデイが聴こえてきそうな『イパネマの娘』です。本作も面白くなくはないですが、新宿鮫シリーズが5年以上出版されていないので、来年こそ新作をお願いします。2017/11/12

utinopoti27

158
代表作「新宿鮫」シリーズをはじめ、数々のハードボイルドを主体とした長編を手がける大沢さんですが、本書に収録されている8つの希少な短編も、個性的で味わい深い仕上がりです。中堅作家の「私」が見聞した内容を語る形式で展開する、現実とも虚構とも判然としない不思議な世界。観光も産業もこれといったウリのない、忘れられた限界集落の意外な振興策を描く「村」や、ある風俗店のドライバーが抱える恐ろしい秘密を描く「確認」など、30頁あまりに凝縮された大御所の力量を、あらためて堪能できる、お得な一冊です。2018/03/27

R

93
探偵めいた作家が、様々な奇妙な事件に触れるといった感じの短編連作。実際は連作じゃないのかもだけど、共通した設定に読めてかなり面白かった。推理もよいが、どこかオカルトめいているような部分もあって、様々な短編が楽しめた。特にプロの殺し屋についての考察と物語が白眉で、リアルと作り話とのかけ合わせ方が絶妙だと感じて実際ないだろうと思いつつも、こういうのならあるかもみたいな感じを浅すぎず、くどすぎずにやってのけているのがよかった。読みやすくてあっという間にページがなくなった。2022/12/21

タックン

93
大沢さん自身を描いた私的作品。大沢さんの見解はミステリーの説明部分やエッセーでよく述べられてるので目新しいとこはなかったなっていうイメージがある。私的なとこはどこまで本当でどこまで創作なのかなあ?表題の(覆面作家)と(イバネマ娘)がよかった。2018/01/18

いたろう

70
推理小説作家の「私」が主人公の短編8編。原稿は手書き、取材はしない、よく銀座で飲んでいるという作家の姿が、そのまま大沢さんと重なる。本当にこんなことがあるのかというような都市伝説めいた話や過去に関わりがあった人の思い出が偶然蘇る話、等々、夜の酒席で酒の肴に供されるような話の数々。長編に比べて、気軽に楽しんで書いているように思える。中でも、偶然耳にした日本語で歌われるボサノバに、それを歌っている女性歌手を思い出す「イパネマの娘」がいい。「イパネマの娘」の日本語版が本当にないか、思わずネットで探してしまった。2018/03/17

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