呉越春秋 湖底の城〈第8巻〉

個数:

呉越春秋 湖底の城〈第8巻〉

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2024年04月18日 21時06分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 260p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062207638
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

呉との戦いに勝った喜びも束の間。句践は新たな作戦を練っていた。それを知ったた敵方・伍子胥、そして句践の寵臣・范蠡の作戦とは。度重なる奇襲作戦により見事呉との戦いに勝利した越。戦に勝利した范蠡は戦場から王宮へ戻り復命を行った。そして宝楽家より白斐を妻として迎えることが決まるのだが、かつての婚約者・西施が後宮に妾として入ったと聞き動揺してしまう。
越に負けた呉では、謎の人物の密告により更なる越軍の動きを想定し、次なる戦に向けての体制を伍子胥は整え始める。
越の范蠡もまた、王・句践の作戦を知り呉にどのように立ち向かっていくべきか思いを馳せる。
知略にとんだ伍子胥と句践。それぞれ、国を守るための作戦とは、そして戦いの行方は――。

宮城谷 昌光[ミヤギタニ マサミツ]
著・文・その他

内容説明

越は呉を奇襲するべく密かに大量の造船を行い、林野に運ばせていた。これをとある者から聞いた伍子胥は策を練る。その頃、何かがおかしいと感じていた范蠡は句践に伝えるも、句践は秘策を実行する。だが、すでに作戦を把握していた呉の攻撃により越軍は敗退。ついに伍子胥が率いる兵たちに句践は追い詰められるが、何とかかわし会稽山へ逃げ込む。句践は降伏も亡命もありえず、ここで戦い抜くと、ともに山に籠もった兵を前に宣言するが、大夫種の必死の献策をうけ、呉との講和を進めることをやむなく了承、囚われの身となってしまう。范蠡らはいつか句践が解放されることを信じ、その時まで越国を守り抜くことを誓う。

著者等紹介

宮城谷昌光[ミヤギタニマサミツ]
1945年愛知県蒲郡市生まれ。『天空の舟』で新田次郎文学賞、『夏姫春秋』で直木賞、『重耳』で芸術選奨文部大臣賞、『子産』で吉川英治文学賞、『劉邦』で毎日芸術賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

191
呉越の攻防戦…孫武亡き後の伍子胥だけが 呉を救う。勾践の奇策が 呉に見破られ、 大敗を喫した越の范蠡… 伍子胥と范蠡という同時代に生きた 呉越の英雄を著者は丹念に描く。 呉に破れ 幽閉された 越の忍耐の巻であるが、 伍子胥の儚い先が 見えてくる、そんな巻でも あった。2017/11/23

レアル

53
呉との戦いを繰り返す越。そんな越の奇策を伍子胥が、そして越の范蠡の活躍も大きい。物語は越を視点に描かれている。そして勾践の三年以上にも渡る屈辱。物語は佳境を迎えたというトコロなのかもしれない。物語の流れや行く末は分かっていても、この新刊が発売されるスピードが、細切れで物語が紡がれているようで、その物語に入り込めそうと思う矢先に「次巻へ続く」と終わってしまう。全巻揃ったらもう一回物語を最初から楽しみたい!そんなことを思いながら読了。2018/06/29

キジネコ

46
復讐という誘惑が時代を混沌に導きます。人は今尚容易く恨みに呑み込まれ、連鎖する暴力に分別と命を差し出します。楚呉越、王たちの器量と権威。それを支える概念の対立、勝つことを前提にする伍子胥と敗れる事を思料の起点に据えて敗地から立ち上がる絶対法則を模索する范蠡が、物語を較量します。人の心の闇に育つ怨恨の巨樹、その枝葉は淘汰の熟れ香る果実をつける。国境を越えて往来する大賈豪商の殖財と利の目指すものを推量するとき物語が違う様相を見せていたことに気付きます。物語最強の復讐者は范蠡かも知れない,と思う八巻なのでした。2019/11/08

イノ

24
年1冊の出版だから、毎度前巻を読んで始めるのが恒例行事に成っている。7巻は呉の伍子胥から越の范蠡への主人公の交代と同時に呉の敗北と呉王闔閭の死、越王勾践の伸長と印象深かったので記憶に有った。今回の8巻は闔閭の跡を受けた呉王夫差の臥薪と越への復讐を描く。范蠡の母国越の滅亡寸前での必死の奮闘に応援してしまうが、呉王勾践から徐々に遠避けられる伍子胥に暗い影をみて哀しみをおぼえる。2017/11/23

星落秋風五丈原

24
伍子胥が忠告したにもかかわらず越の国を滅ぼさない事にした呉王夫差。歴史を知るものはここで「あちゃー」と思う。だってここから臥薪嘗胆が始まるのだから。西施が范蠡の元婚約者という設定になっており、傾城の美女・悪女というイメージでは描かれていない。2017/10/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12229688
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。