出版社内容情報
折口信夫を長年にわたって研究してきた著者・安藤礼二の集大成。これを読めば折口信夫の全貌がわかる記念碑的大著。日本の知の結晶ともいうべき折口信夫。文学、民俗学のみならず、その広大なる表現領域は他の者を圧巻し、全貌を掴むことが不可能とされてきた。
そこに、切り込んだ安藤礼二の『折口信夫』。この本を読めば折口の全体像がわかり、この本を読まずして折口を語るなかれと、後世の評価を受けることは確実である。
起源・言語・古代・祝祭・乞食・天皇・神・宇宙と題された章の数々──これを追うだけで心が打ち震えるではないか。
さらには、折口とアイヌや台湾を論じた列島論、西脇順三郎、井筒俊彦、平田篤胤と折口を研究した詩語論をも付記した世界に冠たる大著である。
はじめに
第一章 起 源
第二章 言 語
第三章 古 代
第四章 祝 祭
第五章 乞 食
第六章 天 皇
第七章 神
第八章 宇 宙
列島論
詩語論
後記 生命の劇場
初出誌一覧と謝辞
安藤 礼二[アンドウ レイジ]
著・文・その他
内容説明
折口信夫とはいったい何者であったのか?生涯の「謎」を解き明かし思想の全体像に迫る、決定版折口論。
目次
第1章 起源
第2章 言語
第3章 古代
第4章 祝祭
第5章 乞食
第6章 天皇
第7章 神
第8章 宇宙
列島論
詩語論
著者等紹介
安藤礼二[アンドウレイジ]
1967年、東京都生まれ。文芸評論家、多摩美術大学美術学部准教授。早稲田大学第一文学部卒業。大学時代は考古学を専攻する。出版社の編集者を経て、2002年「神々の闘争―折口信夫論」で群像新人文学賞評論部門優秀作を受賞、批評家としての活動をはじめる。2006年、折口の全体像と近代日本思想史を問い直した『神々の闘争折口信夫論』(講談社)で芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。2009年には『光の曼陀羅 日本文学論』(同)で大江健三郎賞と伊藤整文学賞も受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
koji
Kyohei Matsumoto
せっぱ
e.s.