“正常”を救え―精神医学を混乱させるDSM‐5への警告

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“正常”を救え―精神医学を混乱させるDSM‐5への警告

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  • サイズ B6判/ページ数 450p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062185516
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C0047

出版社内容情報

世界の精神科医が診断の基準とするDSM。2013年の大改訂は、あまりにも危険? 健康な人びとを薬漬けにしかねない近未来を警告2013年、診断マニュアルDSMが大改訂! このままでは健康な患者も薬漬けになる。
精神医学の世界的権威から緊急提言!

2013年5月、世界の精神科医が診断・治療の基準にするマニュアル「DSM(精神疾患の診断と統計マニュアル)」が大改訂され、本来は投薬の必要がない患者まで薬漬けになる危険性が生じた。
精神の「異常」「正常」はどう線引きできるのか。今回の改訂はなぜ失敗なのか。最悪の事態を避けるために今、われわれはどうすればいいのか──アメリカ精神医学界を牽引してきた著者が、警告を発する。

(原題)
Saving Normal

アレン・フランセス[アレン フランセス]
著・文・その他

大野 裕[オオノ ユタカ]
監修

青木 創[アオキ ハジメ]
翻訳

内容説明

2013年、診断マニュアルDSMが大改訂!このままでは健康な患者も薬漬けになる。精神医学の世界的権威から緊急提言!どうやって「正常」と「異常」を線引きするのか?

目次

第1部 傷だらけの正常(何が正常で何が正常でないのか;呪術師から精神科医へ;診断のインフレ)
第2部 健康をむしばむ精神科の流行(過去の流行;現在の流行;未来の流行)
第3部 正常への回帰(診断のインフレを抑制する;賢い消費者;精神医学の最悪と最良)

著者等紹介

フランセス,アレン[フランセス,アレン] [Frances,Allen]
1942年、米ニューヨーク生まれ。デューク大学医学部名誉教授。DSM‐4作成委員長

大野裕[オオノユタカ]
1950年、愛媛県生まれ。慶應義塾大学医学部教授などを経て、現在は国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター長。日本認知療法学会理事長。認知療法活用サイト「うつ・不安ネット」監修

青木創[アオキハジメ]
1973年、神奈川県生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

19
1統計学は数字遊びの分析法で正常定義は最適(36頁)。だがそれだけではダメだろう。2正常はあいまいで脆弱(75頁~)。普通や常識を疑うのは学問だ。3シャーマンは今朝読んだ新しい論語を参照したい。4精神医学の父はフィリップ・ピネル(106頁~)。5自閉症。正しいレッテルと誤ったそれ。家族の負担や偏見(254頁~)。6強迫神経症(414頁~)。細かいことに気になった場合。一筋縄に人間を判断できない。読書していろんなタイプの人間を把握すれば病理からの解放へ。偏見や差別、いじめも読書が解決策か。2014/02/01

ステビア

16
過剰診断と過剰治療をやめ、本当に必要とする人のみに慎ましい精神医療を施そう。人間には回復力(レジリアンス)が備わっている。それを活かすべきなのだ。2017/02/08

ソーシャ

10
DSM-Ⅳ作成の主導者がDSM-5やアメリカでの精神疾患の過剰診断を痛烈に批判した本。精神医学における異常と正常の線引きについての記述から始まり、製薬会社や精神医学に頼りすぎる社会を厳しく批判しています。政治的な戦略からか「これは少し言い過ぎでは」と思う箇所もいくつかありますが、正しく用いられれば精神医学は患者にとって福音になるということも強調されているので、精神医学のあり方を考えるうえで読んでおきたい一冊です。(ただ、私は「正常(Normal)」という言葉があまり好きではないのですが)2015/09/06

しぶりん

7
診断の目安となるものが改定されるたびに、不必要な人に異常というレッテルを貼り、薬を投薬させようさせようとする製薬会社。それに乗って、いとも簡単に薬を処方する医者。医学により救われる人はとてもたくさんいるけど、その影で医学により不幸にも薬漬けになったり、それに安住する周りの人がいたりと、精神障害の世界は難しい。軽度発達障害が増えているという中身が実は診断のハイパーインフレのためだとしたら、こんな不幸なことはないでしょう。2014/05/06

Jiemon

6
昔であれば少し人と違うとだけと思われていた精神疾患も、病名という新たなカテゴリーを得て、保険の対象となり、様々な薬が処方されるようになって来ている。脳の変調で起きているのだから薬に効果はあるのであるが、効能が小さいだけでなく、逆に副作用で甚大な健康被害を発生させている場合もある。薬の副作用が原因で不調になったのか、それとも薬のおかげでその程度で済んでいるのか判断が非常に難しいところ。ただ言えるのは、大方は自己の治癒力で回復する事ができるということ。短時間の診察で判断を下している精神科医には注意が必要。2016/07/07

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