ストグレ!

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ストグレ!

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062183376
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

空手が大好きな小5の女の子、西島光希。引っ越し先で見つけた道場は、ジャージ姿の先生が教えるワケありのおんぼろ道場だった!?

マイホームができて、都内から都下の稲城市に引っ越してきた小5の西島光希。4歳のときから空手を習い、空手が大好きな光希は、新たな道場として『大濱道場』を選ぶ。
気合を入れて訪ねたその道場は、自動車整備工場の2階で、看板もボロボロ。さらに道場主の大濱先生はジャージ姿で、まったくやる気がなさそうだ。
「思いっきり空手がしたい……」
そう願う光希は交流試合を申し出て、さらには「親子空手教室」も企画するが、がんばるほどに学校内で浮いた存在になってしまう。
ぜんそく持ちの翼、両親との関係に悩む玲奈、いじめられっ子の桃太郎、いつもいらだっている悠太……。それぞれに問題を抱えた道場生たちが、光希の思いに引きよせられるように空手に打ち込んでいく。
そして夏休み、5人で空手道大会の団体戦に出場することになった。

【著者紹介】
小川智子
北海道札幌市生まれ。脚本家。おもな脚本作品に、映画『イノセントワールド』、『天使に見捨てられた夜』、『狼少女』、テレビドラマ「スカイハイ」「恋して悪魔」などがある。

内容説明

空手に打ちこむ小学5年生の女の子、西島光希。引っ越し先で入門した『大濱道場』は、ジャージ姿でやる気がなさそうな先生のいる、つぶれる寸前の道場だった―。

著者等紹介

小川智子[オガワトモコ]
北海道札幌市生まれ。脚本家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

つくよみ

59
図書館本:空手を習っている、小学5年生の少女が主人公。転校先でも空手を続けようと、さびれかけた道場の門を叩いてみたが、その道場は師範からしてやる気が無くて・・・と言うお話。主人公の真っ直ぐさ、礼儀正しさがまぶしいくらいで、その真っ直ぐさ故にクラスで孤立したりもするが、悩みつつもそれを乗り越えていく。さらには同じ門下生のやる気を引き出し、ついには師範の心も動かすまでに至る過程が熱い作品。ちょっと文章の繋がりや、登場人物の心情がわかり難い所もあるのが残念だけれども、武道を志す少女の清々しさを感じられる作品。2014/08/17

BlueBerry

46
大人も楽しめる児童書だと思いました。基本的にスポーツ物は好きなので、その点も楽しめました。ラストも爽やか。お勧めです。2013/09/23

ここまま

31
空手に熱中する小5の光希。やる気のない先生の荒廃した道場を建て直す物語。「居住まいの正しさ」とか「礼儀」とか「思いやり」とか「形を整えて心を整える」とか(かつての?)日本人の感覚の中に染みついている”よきもの”がこういう武道の精神の中にあるのですね。武道には全く縁のない生き方をしてきたけど、ここに生き方のヒントがあったのかなあと感じさせられました。児童書なので人物描写も背景も荒い感じはあるけど、面白くて一気に読めました。すがすがしく背筋が伸びる読後感です。2014/12/04

kiyoboo

26
読友さんの感想を読んで読みたいリストに入れて図書館で探したら、児童書のコーナーにあった。読みやすくて字は大きいしストーリーはわかりやすくって良かった。主人公の光希が空手を好きな様子が前面に飛び出してくる。礼儀正しくて、大きな声で何に対しても全力でぶつかるので読んでいて心地よかった。いじめられっ子もいじめっ子もぜんそくの子も家庭の事情がある子も最後には団体戦に出る。娘も息子も6年間空手を習っていたので妙な親近感があり、試合の場面はしっかり応援していた。2015/03/08

フキノトウ

19
爽やかで真っ直ぐな光希が気持ちのよい子だったので、読みやすかった‼️穏やかに見守る祖父は、頭のなかでは田中泯さんでした。2018/11/10

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