希望―僕が被災地で考えたこと

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  • サイズ B6判/ページ数 206p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062171076
  • NDC分類 369.31
  • Cコード C0095

出版社内容情報

だから僕は、被災地に向かった。

被災者の気持ちを、わかろうとする努力を怠らずにいたい。
無力感から歩みをとめてしまうことが、いちばん怖い。
立ち止まっていても、だれかの役に立つことはできない。

被災地のために、精一杯のことを

第一章 僕に何ができるのか
 三月十一日/父として/自粛と他粛/無力感のなかで
第二章 そして、被災地に向かった
 青空を見上げて/「また会いましょう」/こどもの日/灯りをともして/
 プレイボール!/ファイト新聞
第三章 いま、思うこと
 希望
――目次より

乙武 洋匡[オトタケ ヒロタダ]
著・文・その他

目次

第1章 僕に何ができるのか(三月十一日;父として;自粛と他粛;無力感のなかで)
第2章 そして、被災地に向かった(青空を見上げて;「また会いましょう」;こどもの日;灯りをともして;プレイボール!;ファイト新聞)
第3章 いま、思うこと(希望)

著者等紹介

乙武洋匡[オトタケヒロタダ]
1976年4月6日、東京都生まれ。早稲田大学在学中に出版した『五体不満足』(講談社)が多くの人々の共感を呼ぶ。卒業後はスポーツライターとして活躍。その後、2005年4月より、東京都新宿区教育委員会非常勤職員「子どもの生き方パートナー」。07年4月~10年3月、杉並区立杉並第四小学校教諭として教壇に立った(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

再び読書

15
乙武氏に共感するのは、あるがままの自分を見すえて、対処する姿勢が強く感じられる。奇を衒うでもなく、自分にうまく向き合えているのが、この人の凄さだと感じる。阪神大震災の時に感じたテレビで見え関東の人々の他人事の様な雰囲気が、今度は関西でも感じられると言うのは皮肉なものである。「立ち止まっていても、だれかの役には立たない」関東の友人が、被災地に子供と一緒に行って逆に励まされた話も聞いたが、何も出来なくても寄り添う事で救われる場合もある。「元気を出せる人が元気を出せば良い」という黒澤さんの言葉が胸を打つ。2013/09/20

百太

15
「五体不満足」は読んでいなかった。「あれ?乙武さんてライターだったのね(苦笑」)って認識させてくれる伝わる文章でした。宮城に来てくれてありがとう。本当に又来てほしい。2012/07/08

ありんこ

13
実際被災地を訪れた人の正直でストレートな感情が伝わってきます。震災後は、いろんな人が人生について考えた日々だったと思います。ファイト新聞の子供たちとのかかわり、始球式、特別授業など乙武さんの力はすごいと思います。2011/11/02

ののはな

12
震災後のツイをきっかけにフォローしていたのでおおよその言葉と感覚は既視感的。悪い意味ではなく再確認のためと、数カ月たって今に至って読み返す意味を改めて確認できたのがよかった。惑いながらであろうし、決して心中穏やかならず穢らしい部分もあろうことだろう、けれど心地よい清々しさをこの方の佇まいから感じるのは、それだけ何かを見切っているからだろう。嫌味ではない強さを感じる。被災地にさえ行かなかった自分は読んで、受けとめるだけだけれど。2011/08/01

さなだ

10
図書館 「五体不満足」で有名な乙武さんが、この度の震災で感じ、悩み、考えた末に被災地を訪れる。彼にしかできないことされている。2011/12/10

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