内容説明
天下り、排他的な愛国主義、人種差別、極端な宗教、抗ウツ剤の蔓延、ウォルマート、堕落したニュース・メディア、洗脳ドラマ。夢と希望の国アメリカの現実は落とし穴だらけ!オバマを邪魔する人々、アメリカを蝕む人々。市場原理主義が招いた荒廃と迷走のアメリカ。こんな新自由主義を真似てはいけない!。
目次
日本の失われた10年、アメリカの失われた8年
変わろうとするアメリカの舞台裏
ユナイテッドしていないアメリカ
狂気の沙汰のアメリカ
アメリカの縮図、ウォルマート
社会の番犬をやめたアメリカのニュース・メディア
アメリカのテレビは社会の歪みを映す鏡
それでも夢と希望の国、アメリカ
カナダに立ってアメリカを見れば
著者等紹介
ロウ,エリコ[ロウ,エリコ][Rowe,Eriko]
在北米ジャーナリスト。ワシントン大学国際研究学部非常勤講師。早稲田大学第一文学部、ニューヨーク大学ジャーナリズム大学院卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yooou
9
☆☆☆☆★ 本書はモーフィアスが差し出すカプセルだ。飲んでもう後戻りできない覚醒を経験するか、マトリックスシティーで何も知らず何も感じず平和に暮らすか。本書は単なる入口に過ぎないのだ。2010/04/12
Mik.Vicky
4
昔から言われてきたアメリカの特性が説明してあるが、特段新しいことはなかったように思う。しかしアメリカの物欲・金欲に対するバイタリティは本当にすごい。人の命もなんとも思わず、欲望をストレートに実現していくパワー。それに対峙していく、他国は大変だ・・・反面理解さえすれば行動は読めると思うので、対応しやすいと言えるかもしれない。2018/05/25
AZUKI
4
SSRIの副作用が怖いと思った。2014/05/17
マイケル
3
堤未果著の「ルポ貧困大国アメリカ」を読んだ時の衝撃を思い出す常識が通じない社会。「大統領選のたびに分裂の溝を深める」 親イスラエル政治家の話は「イスラエル(三井美奈)」で指摘の通り。「世界一のキリスト教国家」。人種差別や黒人殺し警官の話は今も同じ。利益最優先の企業。ウォルマートのブラック企業ぶり。抗うつ剤の副作用による自殺。コロンバイン高校銃乱射事件の犯人もSSRI服用。先日読んだ「銃に恋して(半沢隆実)」とも関連。スポンサー企業の言いなりのメディア。「狂気の沙汰のアメリカ」をこれでもかと鋭く指摘し痛快。2020/07/09
Reina
3
アメリカ怖いな~2013/10/05