講談社学術文庫
禅語散策

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  • サイズ 文庫判/ページ数 225p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061598355
  • NDC分類 188.8
  • Cコード C0115

内容説明

挨拶とは、心で心を読むことである―。日常語になった禅のことば、著名な禅語の一つ一つに、人生の機微に触れる深い意味が込められている。人としてのあり方を示す禅語があり、さとりの風光をあらわす語句がある。活路を見出す教えがある。禅とは自己の本来性に目覚めることを教えるもの。禅のこころを生き生きと味わうための、「読む禅語辞典」。

目次

第1章 日常語となった禅語(人間関係に関する語;人間のあり方に関する語;建築、用具に関する語;宗教・文化に関する語;その他の日常使われる語)
第2章 覚えておきたい有名な禅語(禅とは何か;禅はいかにして伝えられたか;さとりの風光とはどんなものか;禅者の生活はどのようなものか;禅はいかにして教育するか)
第3章 禅問答から生まれた禅語(活路を開く;素直に受け取る態度;実感は体験にある;ほんものとは何か)

著者等紹介

田上太秀[タガミタイシュウ]
1935年ペルー・リマ市生まれ。駒沢大学仏教学部卒業。東京大学大学院修士課程修了。同博士課程満期退学。駒沢大学仏教学部教授、同大学禅研究所所長を歴任。同大学名誉教授。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

3
人生の機微(3ページ)。年末に回顧しておく言葉とは。人事は禅宗では にんず と読む(15ページ)。他に礼をすること。老婆心は老婆心切(24ページ)。切は懇切。禅は冷暖自知という自分の肌で感じないと理解できない世界(25ページ)。万事休すとは、事象に惑わされず静かにいること(43ページ)。測量は しきりょう でむしろ思量と分別(63ページ)。これらは迷いの元凶(64ページ)。禅の原義は熟慮や瞑想(89ページ)。兀(ごつ 円周率πパイではない)は座禅(94ページ)。身心脱落とはひたすらの座禅(128ページ)。2012/12/31

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