絵でわかるシリーズ<br> 絵でわかる地震の科学

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絵でわかるシリーズ
絵でわかる地震の科学

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  • サイズ A5判/ページ数 192p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784061547810
  • NDC分類 453
  • Cコード C3344

出版社内容情報

どこで起こる? 発生メカニズムは? 予知はなぜ難しい? 地震の科学の最新成果をカラー図版で解説。地球の変動のしくみに迫る!地震は災害をもたらす恐ろしい存在である一方、複雑なプロセスが絡む興味深い自然現象です。科学者はさまざまな技術と理論を駆使し、地震の理解を深めています。本書は、最先端を走る研究者による地震の科学の入門書であり、発見と驚きに満ちた知的興奮の一冊です!

【おもな内容】
まずは地震に関する基礎知識を学びます。第1章「地震はどこまでわかっているのか?」では、弾性体力学の誕生、地震観測の始まり、断層の発見など、地震学の歴史をおさらいします。第2章「地震とは何か?」では、地表が揺れるまでの一連の現象(じつに多くのプロセスが含まれます)を整理します。第3章「地震を“視る”技術」の主役は地震波です。地中の岩石の変形を伝える地震波こそが、揺れをもたらします。それを観測する地震計や、GPSの発展による地震観測の進歩もまとめました。

そして地震の根本に迫ります。第4章「地震の原動力」では、地震のエネルギーが蓄積するしくみを考えます。地球の構造や進化、プレートテクトニクスが重要です。日本で地震が多い理由も理解できるでしょう。第5章「震源では何が起きているのか?」では、いまだに謎の多い震源での現象を考えます。地震の始まりは岩石の破壊です。この“破壊”とは何なのでしょうか?

多くの研究者が、地震を支配する法則の発見に挑んできました。第6章「地震の大きさと速さ」では、地震の規模に関する法則を紹介します。地震の大きさ(小ささ)の限界、小さな地震と大きな地震の違いなどを考えます。また、近年注目されている「ゆっくり地震(スロー地震)」も解説します。第7章「地震活動と複雑系」では、複数の地震をひとつの地震活動ととらえたときに見えてくる法則を解説します。大地震の前後には複数の地震が起こりますが、これらは互いに影響しあっているのです。

地震の恐ろしい側面も見なければならないでしょう。第8章「地震と震災」では、震災について過去の事例から学びます。地震のとき、揺れやすい地盤や方向はあるでしょうか。また、地震後の液状化現象や津波はどのようにして起こるのでしょうか。第9章「将来の地震についてわかること」では、地震予知をめざした過去の研究を振り返り、いまだに予知が難しい理由を考えます。現代の科学の限界をしり、今後どのような進歩が期待できるのかを学びましょう。

第1章 地震はどこまでわかっているのか?
1.1 地震を理解するこころみ/1.2 近代地震学の誕生/1.3 20世紀の地震学の発展/1.4 現代の地震の科学
第2章 地震とは何か?
2.1 地震のプロセスと規模/2.2 地震動の尺度「震度」/2.3 正確に地震動を測る/2.4 破壊すべりとその大きさ/2.5 震源のマグニチュード/2.6 破壊すべりと地震モーメント/コラム(1) 地表地震断層を見に行こう
第3章 地震を“視る”技術
3.1 地震波とは/3.2 日本と世界の地震観測網/3.3 地殻変動で視る地震/3.4 地震観測からわかること(1)――破壊開始点と地震の全体像/3.5 地震観測からわかること(2)――詳細な破壊過程/コラム(2) 地震波観測で地球内部を視る
第4章 地震の原動力
4.1 プレートの運動と地震の場所/4.2 プレート境界の種類と地震の起こり方/4.3 日本を取り囲むプレートとさまざまな地震/4.4 プレート運動以外の地震の原動力/コラム(3) 月の地震
第5章 震源では何が起きているのか?
5.1 破壊と摩擦と地震波/5.2 摩擦の真実と地震発生/5.3 破壊すべりと水と熱/5.4 高温・高圧下での地震発生/コラム(4) 地震発生帯を掘る
第6章 地震の大きさと速さ
6.1 地震はどこまで小さくなるか?/6.2 地震のスケール法則/6.3 地震の大きさと頻度/6.4 見えてきた「ゆっくり地震」/コラム(5) 理論上最大の地震
第7章 地震活動と複雑系
7.1 前震・本震・余震/7.2 地震のトリガリング/7.3 ゆっくり地震の地震活動/7.4 地震と複雑系/コラム(6) 恐怖の「べき法則」
第8章 地震と震災
8.1 強地震動発生の仕組み/8.2 地震動と地盤/8.3 強震に伴う地形の変化/8.4 強震と津波/コラム(7) 人が起こす地震
第9章 将来の地震についてわかること
9.1 日本と世界の地震予知計画/9.2 いつも同じ地震が繰り返すのか?/9.3 地震の予測はなぜ難しいか?/9.4 地震の前兆現象は予測に使えるのか?/コラム(8) 確率予測は当たったのか?


井出 哲[イデ サトシ]
著・文・その他

内容説明

日本列島周辺では、1年に10万回以上、つまり5分に1回以上地震が起きています。もちろん、この数には大小さまざまな規模の地震が含まれます。では、「マグニチュード7以上」とか「8以上」の大きな地震はどの程度の頻度で起きるのでしょうか?また、それらの発生を予測することはできるのでしょうか?本書は、地震のメカニズムや法則を探る最先端の科学を解説します。

目次

第1章 地震はどこまでわかっているのか?
第2章 地震とは何か?
第3章 地震を“視る”技術
第4章 地震の原動力
第5章 震源では何が起きているのか?
第6章 地震の大きさと速さ
第7章 地震活動と複雑系
第8章 地震と震災
第9章 将来の地震についてわかること

著者等紹介

井出哲[イデサトシ]
博士(理学)。東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻教授。1992年、東京大学理学部地球物理学科卒業。1997年、東京大学大学院理学系研究科地球惑星物理学専攻博士課程修了。東京大学地震研究所助手、同大学大学院理学系研究科講師、准教授を経て、2013年より現職。微小地震から巨大地震までの震源メカニズム、ゆっくり地震とその支配法則、世界各地の地震の多様性などを研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

1484h

0
内容は決して簡単でない(かなり高度)が、わかりやすく説明されている。 地震に興味ある人、地震学を目指す学生には必読の一冊。2017/03/23

izumone

0
一般の読書には必要十分な内容・表現の貴重な一冊。2022/11/15

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