光合成の光化学

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  • サイズ A5判/ページ数 174p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784061543720
  • NDC分類 431.53
  • Cコード C3043

出版社内容情報

太陽電池・発光素子の研究者のための専門書植物の光合成はなぜ効率良く行われるのか。構造や反応機構など現在わかっている知見を光化学的にまとめた書。光合成を模倣したデバイス設計への指針も示す。

内容説明

光合成では二酸化炭素と水と太陽光を用いてブドウ糖と酸素を合成する。光吸収効率・反応効率が高い一方で、余分なエネルギーを排除できるしくみがある。またATPを合成できる分子モーターをもつ。あらゆる自然科学の知見から現在わかっている光合成系の構造とメカニズムをまとめた。

目次

第1章 序論
第2章 光捕集アンテナタンパク質の構造と励起エネルギー伝搬のしくみ
第3章 光化学系2における電子伝達とプロトン輸送
第4章 光化学系1における電子伝達とプロトン輸送
第5章 ATP合成酵素複合体におけるATP合成のしくみ
第6章 炭酸同化反応―カルビン回路によるブドウ糖の合成
第7章 高効率太陽電池の構築に向けて―光合成から学ぶこと

著者等紹介

山崎巌[ヤマザキイワオ]
理学博士。1942年北海道に生まれる。北海道大学理学部化学科卒業後、北海道大学応用電気研究所助手、岡崎国立共同研究機構分子科学研究所助教授、北海道大学大学院工学研究科分子化学専攻教授を経て、北海道大学名誉教授。アメリカ光生物学協会誌Photochemistry & Photobiology編集委員(1990~1994年)、光生物学国際連合副会長(2004~2009年)を歴任。専攻は分子光科学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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