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内容説明
バイオフィードバックの基本は、計器を使って心摶、体温、脳波、血圧、筋肉緊張度など体の現在の状態についての情報を得ることにあります。その情報はふつう記録、光や音によって本人に知らされ、情報を得た本人は、測定されている体の状態を意識的に変えようと心に念じます。ふしぎなことに、訓練して、たとえば血圧が下がるのです。血圧だけではありません。本書は、私たちの心と体が本来持っている驚くべき可能性についての実証報告です。
目次
いかに研究が始まったか?
自律フィードバック訓練と意識的コントロール
バイオフィードバック訓練
意志の力
バイオフィードバックの実際
シータ波トレーニング―心象イメージングと創造性
体が感じること
ホメオスタシス
セルフイメージングと環境からの独立
精神場の理論
心の訓練、催眠術―精神力の発達
次の問題は何?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
paluko
11
脈拍、筋緊張、皮膚の表面温度、血圧、脳波まで、普通はコントロールできないと思われている体のあれこれが実は意識でコントロールできるらしい、という話。その過程でESP能力的なものまで発現することがあるそうな…現に著者も将来の仕事の地を瞑想し「広い草原に木々が集まり、数多くのビルが建っている。時計塔もある」(30頁)というヴィジョン?願望?を抱いていたところ結局目人ガー研究所で「あの広い草原と丘と時計塔を見たのである」(31頁)。面白すぎる。が、具体的な訓練法についてはあまり踏み込んでいないのがちょっと残念。2022/08/12