出版社内容情報
ある日、地球で暮らすニッキの元に、火星探索中の父親が行方不明になったと連絡が入る。宇宙エレベータ、スペースシップを乗り継ぎ火星に到着したニッキが見たものとは?緻密かつ大迫力のパノラマ絵が広がり、ページをめくるだけでワクワクする宇宙冒険絵本。
内容説明
ニッキが火星で見たものとは!?なつかしい未来への旅!
著者等紹介
コマヤスカン[コマヤスカン]
絵本作家。1967年、三重県生まれ。「子どもの本の専門店メリーゴーランド」の絵本塾で絵本づくりを学ぶ。2008年、『あっぱれ!てるてる王子』(講談社)で第30回講談社絵本新人賞を受賞し、絵本作家デビュー。2012年、『新幹線のたび―はやぶさ・のぞみ・さくらで日本縦断』(講談社)で第43回講談社出版文化賞“絵本賞”を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
27
よくここまで壮大な宇宙冒険がえがけるものだと感心しました。 宇宙が身近になり、火星にまで行けるような日が来たら、この絵本の中の、緻密な夢物語は現実味を持ってくるのでしょうか。 今はただ、圧倒されるだけの絵本ではあります。 夢があっていいですね。2023/05/01
宇宙猫
16
★★★★★ パパが火星で行方不明!と弟のようなチンパンジーのウッキーから連絡で、ニッキが火星へ探しに行く。絵が、昔よく描かれていた未来の都市やステーションなので懐かしくもワクワクした。2022/05/04
ニャーテン
12
パパが火星で行方不明という、いきなり緊張する始まり。ロボネコのニャビと一緒にさっそく火星に旅立つニッキ。宇宙エレベーターや惑星間高速船、シャトル…地上から宇宙に出るのが容易になり、惑星間を行き来する夢のような近未来にワクワクが加速する。いつかこんな時代が来るのかなぁ。火星の遺跡が圧巻。SFバリバリの宇宙ステーションを見て「こんなの宇宙にあるの!?」と期待に目をキラキラ輝かせていた6歳の息子w大人になった未来で見られたらいいねぇ。2021/12/21
遠い日
6
コヤマスカンさんらしいスタイリッシュな火星探検物語。近未来の世界と宇宙。連絡の取れなくなったパパを探しに火星まで単身乗り込むニッキ。火星に対する夢や想像が全部描かれた印象。濃やかな描き込みが楽しくて、隅々まで目を凝らす。2021/12/05
ネロ
4
コマヤスカンさんの新作。この方、ちょっと前うちの近所の図書館で豆本のワークショップを開いてくれる予定だったのですが、コロナ直撃で中止に。ガッカリした息子とコマヤスカンさんの絵本たくさん借りて読んでたら面白くて、描き込みがすんごくて、二人でファンになりました。緻密なんだけど手描きの暖かさのある、なんだか懐かしい画風。この本は近未来のお話なんですが、昔の映画を見てるようなレトロな雰囲気です。息子は宇宙ステーションを模写するって張り切っておりました。情報量が凄いので、何回読んでも新しい発見があります。2021/11/09