出版社内容情報
小学低中学年から楽しめる!オールカラーイラストでさくさく読める「日本名作」シリーズ第7弾は、江戸川乱歩の「少年探偵団」を収録。 小林少年を団長とし、子ども達で結成された少年探偵団と、宝石をねらう怪人二十面相が、推理でたたかう!
内容説明
あらゆる宝石や美術品が、大どろぼう怪人二十面相ににねらわれ、次々と事件が起こる!はたして、探偵助手の小林くんや、少年探偵団は、二十面相をとらえられるのか!?カラーイラストいっぱい!お話図解「物語ナビ」つき!
著者等紹介
芦辺拓[アシベタク]
1958年大阪市生まれ。同志社大学卒業。読売新聞記者を経て『殺人喜劇の13人』で第1回鮎川哲也賞受賞。主に本格ミステリーを執筆し、ジュヴナイルやアンソロジー編纂・編訳も手がける
ちーこ[チーコ]
イラストレーター、デザイナー
加藤康子[カトウヤスコ]
愛知県生まれ。東京学芸大学大学院(国語教育・古典文学専攻)修士課程修了。中学・高校の国語教員を経て、梅花女子大学で教員として近代以前の日本児童文学などを担当。その後、東海大学などで、日本近世文学を中心に授業を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぬぬ
13
小学生対象の本で江戸川乱歩を読んでみました(手段選ばず)推理モノはやはり苦手みたいです。 本書は怪人二十面相がお宝を狙うお話と少年探偵団が結成されるきっかけとなるお話が収録されています。ちなみに、あの明智小五郎も登場します。少年探偵団VS怪人二十面相、その結果はいかに!?結構ぶっとんだ作品でした!普通の人が思いつかないような怪奇と幻想の世界…名探偵コナンにちょっと似ている(厳密には名探偵コナンが少年探偵団に似ている)ところがありました。んー推理モノはやっぱり苦手だなぁ(2回目)2019/10/30
こゆ
12
小3、一人読み。コナン好きな子供から「ぼく、最近怪談みたいなちょっと怖いやつとか、謎解きの話好きやから借りてきて」と言われ、満を持して渡した少年探偵団。と言っても、私が子供時代に夢中で読んでいたようなおどろおどろしいレトロな表紙のものではなく、昭和生まれの私には少々ひいてしまうくらいキラキラしたカラーの挿絵の本。なんせ全員イケメン。文章を読むのが苦手な子供、序盤は「全然意味がわからない」とボヤいていたが、一応読み切っていた。面白かったなら他も勧めたいけど、今風の江戸川乱歩はコレともう一冊しかないのよね。2022/05/14
あおい
10
怪人二十面相六つのダイヤモンド事件、少年探偵団黒い魔物事件。二十面相と小林少年の変装やトリックが楽しめます。2018/01/10
maiko
9
ホームズVSモリアーティ教授、のような因縁の対決。少年ならではの勇敢さと、簡単だけどかしこい仕掛け。最後はしっかり明智小五郎の登場。2022/11/30
absinthe@読み聞かせメーター
7
小2の娘一人読み+読み聞かせ。娘が学校で借りてきた本。「少女探偵団てないの?」うーん。乱歩は書いてないと思う。今なら珍しくないけど、この時代は、女が危険な仕事をするような本は少ないと思うよ。気球で逃げられちゃうって、少し間抜けだね。2019/01/22