MF文庫J<br> 死亡遊戯で飯を食う。〈3〉

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MF文庫J
死亡遊戯で飯を食う。〈3〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 264p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784046824059
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

〈三十の壁〉を私・幽鬼は乗り越えた。
失った手指も取り戻し、完全復帰。
続く目標としていた四十回目も乗り越え、順風満帆のプレイヤー生活を送っていた。
しかし――そこに暗雲が立ち込める。
クリア回数三十超えの強豪が集う四十四回目のゲーム〈クラウディビーチ〉。
そこで見たものは、あの忌まわしき殺人鬼を彷彿とさせるばらばらに刻まれた遺体だった。
犯人を探すべく、絶海の孤島を駆け回るプレイヤーたち。
それを嘲笑うかのように増えていく犠牲者。
そして私が最後に対面したのは〈キャンドルウッズ〉にいた彼女の後継者だった。
ある時は制服の遊園地で。
またある時は水着のビーチで。
私たちは今日も――死亡遊戯で飯を食う。

内容説明

第18回MF文庫Jライトノベル新人賞“優秀賞”受賞作、第三弾!“三十の壁”を私・幽鬼は乗り越えた。失った手指も取り戻し、完全復帰。続く目標としていた四十回目も乗り越え、順風満帆のプレイヤー生活を送っていた。だが―クリア回数三十超えの強豪が集う四十四回目のゲーム“クラウディビーチ”。そこで目にしたのは、あの忌まわしき殺人鬼を彷彿とさせるばらばらに刻まれた遺体だった。犯人を探すべく、絶海の孤島を駆け回るプレイヤーたち。それを嘲笑うかのように増えていく犠牲者。そして私が最後に対面したのは“キャンドルウッズ”にいた彼女の後継者だった。ある時は制服の遊園地で。またある時は水着のビーチで。私たちは今日も―死亡遊戯で飯を食う。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

31
〈三十の壁〉を乗り越えた幽鬼。四十回目も乗り越え、順風満帆のプレイヤー生活を送っていた彼女が、強豪が集う四十四回目のゲーム〈クラウディビーチ〉に挑む第四弾。どんなルールかもわからないまま、ばらばらに刻まれた遺体を目の当たりにる幽鬼たち。疑心暗鬼になる思いもあって団結もできないまま増えていく犠牲者、複雑に絡み合う因縁の決着。回数を重ねた参加者ばかりになると用心深くなって、ああいう展開になるのかなと思いましたけど、幽鬼たちの対立を煽った挙げ句自分はしれっと生き延びた彼女はちょっと性格悪いなと思いました(苦笑)2023/04/25

オセロ

28
三十の壁を越えて勢いに乗る幽鬼が挑む遊戯は強者達が集っているにも関わらず、突然死者が出る不穏な幕開け。犯人はプレイヤーなのか、外部犯がいるのか。誰もが疑心暗鬼になる中、幽鬼は勝ち抜けのか? 離れ小島というクローズドサークルでの連続殺人というよく見る設定でしたが、プレイヤー達の思わぬ繋がりや因縁が明らかになっていく展開がこの遊戯をより複雑なものにしていて。そして肝心の犯人が用いたトリックに関しては引っかかりを覚えたものの、この作品ならではの設定を上手く使ったなと。そして何よりエピローグが良かったですね。2023/04/26

わたー

25
★★★★★シリーズ初の長編「クラウディビーチ」を収録。絶海の孤島に集められた熟練プレイヤーたちが毎夜一人ずつ殺されていくという、バチバチのクローズドサークルで犯人当てゲームが始まるかなりミステリに寄った展開になっていて、まさかこの作品でミステリが読めるなんて…と感激した。著者の引き出しが多すぎる。また、ゲーム自体は個々で完結しているはずなのに、1巻で出てきた要素をこう効かせてくるのかと、シリーズの連続性を感じさせるものだったのも良かった。巻末には3人もの作家による解説文まで収録されていて豪華。2023/09/14

真白優樹

12
三十の壁を越えた後上手く行きすぎる事を幽鬼が不安に感じる中、ベテランを多く集めた遊戯が始まる今巻。―――孤島に集うは因縁と縁。姿の見えぬ敵から生き抜け。 これまでとは違い一つの遊戯に一巻を使い深堀していく中、ベテランぞろいと言う新たな緊張感を描く巻であり、ミステリー要素が強いゲームが描かれる、またスプラッタな面白さが楽しめる巻である。増えたのならばまた減るだけ。新たな惨劇が幽鬼を巻き込まず起き、多くのプレイヤー達が散る。果たしてまるでバランスを取るようなその惨劇には何があるか。 次巻も勿論楽しみである。2023/05/01

冬野

11
二巻の感想で「三巻からが難しそう」と書いたけど完全に杞憂でしたすみません。クリア条件を幽鬼と一緒に探っている気持ちになれて楽しかった。本格的なフーダニットがこのシリーズで読めるとは…一巻からの長い伏線の使い方はミステリ作品では真似できないし、この作品でしか成立しない特殊状況でもあり、一本取られた。しかし特典掌編でそんな重要そうな事柄を明かして大丈夫なのか…?何やらただならぬ巨大な計画の気配がしてわくわくする。あとがきも引き続き謎に豪華だし、イラストもますます冴え渡ってますね。次巻も楽しみ。星:4.5/52023/05/17

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