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出版社内容情報
突如発生したゾンビパニック。人々が逃げ惑う中、高校生の幸坂優真は遂にゾンビに噛まれてしまう。死の恐怖に怯える彼は、友達の妹・日向晴夏と数年ぶりに再会し――
「……先輩。死ぬ前に、彼女になってあげましょうか?」
こうして、最期に最高の思い出を作ってもらった優真。
だが彼は、自我を保ったままゾンビになれると判明して――
「わたし、先輩がもうすぐ死ぬと思って、おっぱい見せちゃったんですけど!?」
「いや、それは……」「約束が違うじゃないですか!! 責任を取ってください!!」
ゾンビ世界で最強の優真と、彼の弱みを握った晴夏による、極限状態ラブコメ開幕!
内容説明
突如発生したゾンビパニック。人々が逃げ惑う中、高校生の幸坂優真は遂にゾンビに噛まれてしまう。死の恐怖に怯える彼は、友達の妹・日向晴夏と数年ぶりに再会し―「…先輩。死ぬ前に、彼女になってあげましょうか?」こうして、最期に最高の思い出を作ってもらった優真。だが彼は、自我を保ったままゾンビになれると判明して―「わたし、先輩がもうすぐ死ぬと思って、おっぱい見せちゃったんですけど!?」「いや、それは…」「約束が違うじゃないですか!!責任を取ってください!!」ゾンビ世界で最強の優真と、彼の弱みを握った晴夏による、極限状態ラブコメ開幕!
著者等紹介
岩波零[イワナミリョウ]
第5回MF文庫Jライトノベル新人賞で優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
40
突如発生したゾンビパニック。人々が逃げ惑う中、遂にゾンビに噛まれてしまった高校生の幸坂優真。死の恐怖に怯える彼が、友達の妹・日向晴夏と数年ぶりに再会する極限状態ラブコメ。彼女に最期の思い出を作ってもらったはずが、なぜかゾンビになったのに自我を保ったままでいられることに気づいた優真。そこから行動を共にすることにした二人が、晴夏の高校の女子寮に転がり込む展開で、立てこもっていた生存者の女の子三人たちとの変化してゆく距離感に晴夏がヤキモチを焼く展開は微笑ましかったですけど、先が見えない物語をどう動かすかですね。2023/01/24
しぇん
23
ゾンビと人間に自由に行き来できるようになった主人公。他のゾンビも何時か理性を取り戻す可能性を感じて、基本縛る対応を行うゾンビコメディ。とはいえ、3Mのゾンビ出たりしっかり殺したりもしてるんですけど、今のところ軽い描写に感じますね。基本コメディよりの作風の先生なので続刊出てもどうなっていくのか?対人間にはならないと思いますが2023/01/31
rotti619
19
タイトルの通り、ゾンビサバイバル物。序盤でゾンビに噛まれた幸坂優真が死を覚悟した時、久しぶりに再会した後輩の日向晴夏へおっぱいを見せてくれと頼んだお話。男の人っていつもそうですね!で、とある理由で優真が生き残った上に本当に見せてしまったので、気まずいままサバイバル生活を送る事になる。このコメディさと、徐々に環境が悪化していくゾンビサバイバルらしい緊張感が上手くミックスされていた。前作同様、岩波零氏得意の、主人公の弱みを握ってグイグイ来る一途な後輩キャラは可愛いいし、もう一人のヒロインの立ち位置が絶妙だった2023/02/17
真白優樹
16
突如としてゾンビパニックにより滅びかけた世界で、何故かゾンビにならない少年が後輩の少女とラブコメしながら生き延びる物語。―――極限の中、芽生えるのはここにしかない愛。 ゾンビものを真面目にやっているので極限状態と危機が連続する中で、可愛い後輩たちとラブコメする物語であり、生存競争と言わんばかりにガチでサバイバルとバトルしているからこそ、ラブコメとして面白い物語である。始まったばかりで危険さと滅亡度合いを増していく彼等の生活。果たしてどんどん生きづらくなる中、彼等の今後とは。 次巻も須らく期待であるべし。2023/01/26
TERU
14
ある日突然...から始まる所謂なゾンビ世界でのサバイブ作品なのですが、『ラブコメ』です。多分想像している倍はラブコメやってます。 主人公は開幕ゾンビになりますが、どういう訳か人間とゾンビを行き来できるようになります。結果ゾンビに対しては最強なのですが、攻め攻めなヒロインには敵わないというテーマの作品になっているため、世界自体は終わっていますがそこまで殺伐とした空気感は無く、むしろ明るいやり取りが楽しかったです。2023/02/15