ＭＦ文庫Ｊ 紅蓮戦記〈２〉

芝村 裕吏【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2022/12発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 296p／高さ 15cm
• 商品コード 9784046818355
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

祖国の滅亡をきっかけに、最高位の軍人かつ王子となり、王女２人が突如として「妹」となるなどルース王国再興のすべてをその身に託されたマクアディ。敵軍にはその死を偽装しながら次なる反撃の糸口を探す若き戦争の天才は、かつての学友であるリアン国のエメラルド姫らの協力を秘密裏に取り付け、補給物資の調達に乗り出す。その結果、補給部隊の度重なる敗北の報を受けたニクニッス国の王女シーナは、有り余る魔力の矛先を「謎の敵」に向けることに。強大な魔力を持つ者同士の運命の激突の時が、刻一刻と迫ろうとしていた――！

内容説明

祖国の滅亡をきっかけに、最高位の軍人かつ王子となり、王女２人が突如として「妹」となるなどルース王国再興のすべてをその身に託されたマクアディ。敵軍にはその死を偽装しながら次なる反撃の糸口を探す若き戦争の天才は、かつての学友であるリアン国のエメラルド姫らの協力を秘密裏に取り付け、補給物資の調達に乗り出す。その結果、補給部隊の度重なる敗北の報を受けたニクニッス国の王女シーナは、有り余る魔力の矛先を「謎の敵」に向けることに。強大な魔力を持つ者同士の運命の激突の時が、刻一刻と迫ろうとしていた―！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

敵軍にはその死を偽装しながら次なる反撃の糸口を探すマクアディは、リアン国のエメラルド姫らの協力を秘密裏に取り付け、補給物資の調達に乗り出す第二弾。敵の補給部隊をたびたび襲い、食糧不足に追い込んでゆく状況で、有り余る魔力の矛先を「謎の敵」に向けるニクニッス国王女シーナ。戦力費で言えば150対4万なのに相手の戦い方があまりにも下手すぎて面白いように蹂躙する展開でしたけど、どこまでも噛み合わないシーナとのやりとりの一方で、エメラルドやメディア、ラディナたち被害者の会ヒロインたちとの関係がなかなか楽しかったです。

2022/12/26

[こも 零細企業営業]

外見的に幼いせいか見た目的にはナメられてるのに、戦場に立ったら無双。しかも弱いと言われている火の魔法を使って無双しているからタチが悪い。一応、土の魔法も使えるらしいが岩が気軽に作れないようで兵士たちに岩を運ばせてるのが、、飛ばしてるのは火魔法か⁇そんな攻撃に晒される相手国の軍は壊滅。指揮をとっていた王族は変な拘りがあるらしく、主人公を襲って来るが結構アッサリと負けてしまう。殺そうとしていたが、王族の先輩で水商売のお姉さんみたいな人が降伏したので、捕虜にするが王族は獣人族の中隊長に担がれて逃亡してしまう。

2022/12/24

[真白優樹]

エメラルドの支援を受けつつ、補給物資を奪う戦いを始める中、敵国の王女であるシーナに襲われる今巻。―――これは全て戦場也。ならば生きるために力を尽くせ。　決闘ではなく戦争、そう言わんばかりに容赦ない手を尽くしていく巻であり、エメラルドからリアン国の支援を引き出す事で戦況を少しずつ覆していく、軽めに読めるからこその面白さのある、更に面白くなる巻である。一定の戦果を上げれど問題は山積み、そして海の向こうから迫り来るのは優しすぎる彼。果たして更なる戦火が予想される中、生き残れるのか。 次巻も勿論楽しみである。

2022/12/25

[史]

まだ一つ。されど一つ。

2023/03/02

[ローリー]

出たら買っている芝村裕吏作品、「紅蓮戦記」２巻です。久しぶりだったので、この人誰だっけ？がひどかったですが、最終的には面白く読めました。１巻から読み直すのもいいかもしれません。どうもこれにて完結のようです。もっと続けられそうに思いますが、「歴史的補講」で行く末を語っていますし、例によって唐変木なのにモテモテなエンディングやあとがきを読んでも続きが出そうにない雰囲気です。国の回復までやるかと思ったので残念ですが、それだと同じような展開を続けざるを得ないのかも知れず、ここで終わりがよいのかもしれません。

2023/02/09