ＭＦ文庫Ｊ 神は遊戯（ゲーム）に飢えている。〈２〉

細音 啓【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2021/05発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 328p／高さ 15cm
• 商品コード 9784046803962
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

現代に復活した元神レーシェに指名された少年フェイは、勢いのまま「神々の遊び」を連続攻略し、一躍世界最注目の存在へ名乗りを上げた。だが、彼らに刺激を受けた使徒（プレイヤー）の影響でしばらく自都市での活動ができなくなったフェイたちは、レーシェの不満解消も兼ねて別の都市への遠征に赴くことに。フェイを一方的にライバル視する黒衣の男ダークスが登場し、フェイたちは親善試合の場を借りた高度な心理戦に巻き込まれる。プライドを賭けた戦いに挑むフェイのパートナーは――なんとパール！　不安しかない戦いを前に、少女の意外性が爆発する!?　そして待ち受ける次なる「神の遊戯」とは――？

内容説明

現代に復活した元神レーシェに指名された少年フェイは、勢いのまま「神々の遊び」を連続攻略し、一躍世界最注目の存在へ名乗りを上げた。だが、彼らに刺激を受けた使徒の影響でしばらく自都市での活動ができなくなったフェイたちは、レーシェの不満解消も兼ねて別の都市への遠征に赴くことに。フェイを一方的にライバル視する黒衣の男ダークスが登場し、フェイたちは親善試合の場を借りた高度な心理戦に巻き込まれる。プライドを賭けた戦いに挑むフェイのパートナーは―なんとパール！不安しかない戦いを前に、少女の意外性が爆発する！？そして待ち受ける次なる「神の遊戯」とは―？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[海猫]

シリーズ2作目にして絶好調の面白さ。前巻も面白く読んだんだけれど、設定を飲み込むのにちょっと手間取った部分が正直ある。今回はもう把握しているので、よりドライヴ感強く読めた。ファンタジー世界でゲーム攻略という趣向はやはり楽しい。この巻では主に2戦ゲームがあってそれぞれに凝っている。カード戦略系すごろくと太陽争奪リレーで、それぞれに複雑なルールがあり、ややこしい駆け引きをしているのに、スッと頭に入った。特に2戦目の太陽争奪リレーは二転三転するし、ハッタリの効いた語り口が素晴らしい。最後の引きも良く、次巻期待。

2021/06/18

[よっち]

「神々の遊び」を連続攻略し、一躍世界最注目の存在へ名乗りを上げたフェイたち。盛り上がった影響でしばらく自都市での活動ができなくなった彼らが、別都市マル＝ラへ遠征する第二弾。一方的にライバル視する黒衣の男ダークスたちとの親善試合、そして彼らとも組んで挑む新たな「神々の遊び」。ダークスもなかなか存在感あるキャラで、ゲームではフェイやレーシェだけでなく、パールもその意外性がいい感じに効いてましたね。そして三人とはまた違ったタイプの新キャラ・ネルも登場して、ここから苦境をどう覆していくのか続巻の展開が楽しみです。

2021/05/24

[げんごろう]

やはりこの主人公は只者じゃない。伏線を次々に回収していくスタイルは実に爽快。もう彼が神なのではと。そして今巻はポンコツパールの頑張りが印象的でした。健気で癒されますね。 新キャラも個性的で更なる盛り上がりを予感させられる一冊。 次巻も楽しみです！

2021/06/20

[おにおん]

前巻に引き続き、神との頭脳戦がワクワクする内容で一気に読んでしまいました。今巻では使徒vs使徒の展開もあり、いつか見たいと思っていたものがもう実現してしまいました笑。使徒vs神だけでなく、使徒vs使徒も使ってガンガン他都市と対戦して、世界観が広がっていくと面白いと思いました。そして何より、次巻でのフェイの活躍を予想させる場面で今巻が終わったので、早く続きが読みたいです！

2021/05/28

[かっぱ]

神との遊戯を求めて他都市へと赴くシリーズ2弾。うーん、今回も安定して面白い。 ゲームの内容やギミックの魅せ方はもちろんのこと、前半では人類同士の衝突を描くことで、そこで明らかになったキャラクターを後半の神との遊戯パートでは協力させる流れは最高だ。ダークスが実力もありながら華もあるキャラクターだからこそ、フェイとのライバル関係の裏で手を取り合った協力戦は満足感のあるものに仕上がっている。つくづくゲームの面白さを思い出させてくれる作品だなあ、と。次巻への引きとなっている逆転劇も非常に楽しみだ

2021/06/06